(内容)
ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。
女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?
“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。
銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。
今、一番好きな作家 池井戸潤。
最近の作品は読んだので、少しずつ遡って読んでいってる。
第1話から読み進めていって、珍しく短編集か?と思ってた。
最初の方は銀行内部の事件が次々と起こり、一話ずつ完結する。
ところが、途中からミステリー色が急に出始めて、ハラハラドキドキするような展開に。
さらに、後半にはどんでん返し的な展開が待っていた。
これほど読んでる途中の感覚が変わるのは初めての経験かも?と思うくらい、びっくりするような作品やった。
いつものことながら銀行の細かいことなどは簡潔明瞭に書かれていて、とても読みやすい。
ただ、池井戸潤作品特有の読了後の爽快感はほとんどなく、むしろモヤモヤした感じが残る。
池井戸作品じゃなければ、満点やったけど。

★★★★☆
ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。
女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?
“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。
銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。
今、一番好きな作家 池井戸潤。
最近の作品は読んだので、少しずつ遡って読んでいってる。
第1話から読み進めていって、珍しく短編集か?と思ってた。
最初の方は銀行内部の事件が次々と起こり、一話ずつ完結する。
ところが、途中からミステリー色が急に出始めて、ハラハラドキドキするような展開に。
さらに、後半にはどんでん返し的な展開が待っていた。
これほど読んでる途中の感覚が変わるのは初めての経験かも?と思うくらい、びっくりするような作品やった。
いつものことながら銀行の細かいことなどは簡潔明瞭に書かれていて、とても読みやすい。
ただ、池井戸潤作品特有の読了後の爽快感はほとんどなく、むしろモヤモヤした感じが残る。
池井戸作品じゃなければ、満点やったけど。

★★★★☆