(内容)
身許引受人の町工場で働きながら、大学に通いはじめた町田。
知り合った学生たちの起業を手伝うことにもなり、他人と過ごす時間が彼の心を少しずつ解きほぐしていく。
だが、忌まわしい過去は、彼を易々と手離しはしなかった。
ふたたび町田に接近する室井の真意とは…!?
吉川英治文学新人賞作家が描く、エンタテインメントの醍醐味を存分に詰め込んだ圧倒的傑作!
薬丸岳の作品はちょうど10冊目。
どれもやや切ない内容ながら、スゴく考えられていて読み応えかあって、好きな作家の一人である。
上巻の途中までは今までの作品と違ってミステリー色が薄い気がした。
ところが、下巻に入るとどんどんミステリー色が出て来て、気付けばハラハラドキドキしながら読み耽っていた。
少し出来過ぎな感じがする箇所もあったりしたが、構成も良く出来てるし、登場人物のキャラも明確でわかりやすい。
読了後の清々しさと読み切った感はかなりあって、気持ちが良かった。
★★★★★
身許引受人の町工場で働きながら、大学に通いはじめた町田。
知り合った学生たちの起業を手伝うことにもなり、他人と過ごす時間が彼の心を少しずつ解きほぐしていく。
だが、忌まわしい過去は、彼を易々と手離しはしなかった。
ふたたび町田に接近する室井の真意とは…!?
吉川英治文学新人賞作家が描く、エンタテインメントの醍醐味を存分に詰め込んだ圧倒的傑作!
薬丸岳の作品はちょうど10冊目。
どれもやや切ない内容ながら、スゴく考えられていて読み応えかあって、好きな作家の一人である。
上巻の途中までは今までの作品と違ってミステリー色が薄い気がした。
ところが、下巻に入るとどんどんミステリー色が出て来て、気付けばハラハラドキドキしながら読み耽っていた。
少し出来過ぎな感じがする箇所もあったりしたが、構成も良く出来てるし、登場人物のキャラも明確でわかりやすい。
読了後の清々しさと読み切った感はかなりあって、気持ちが良かった。
★★★★★