Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

首折り男のための協奏曲

2018-10-24 19:16:07 | 読書
(内容)
被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。
殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。
いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。
一方で泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。
二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。


伊坂作品もかなり頑張って読んでて、制覇まで既に10作品を切ってる。

小説のタイトルに「協奏曲」とあったので、伊坂幸太郎得意の短編集が全て繋がってて、最後にまとまってくるパターンかなと思い込みながら読んだ。

ところが!繋がり感が薄く、なんとなく中途半端に思えた。

相変わらずの薀蓄やシャレは面白くて楽しめたが、全体の流れが残念な感じがした。

面白くないわけじゃないけど、伊坂作品としてはやや期待ハズレ。

好きな短編はやっぱり「僕の舟」。



★★★☆☆