(内容)
週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。
この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。
最近は、まともな状態を保てている。
でもある日、児童養護施設でともに育った仲間から電話がかかってきて、日常が変わりはじめた。
これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまうー僕に近づいてはいけない。殺してしまうから。あなたは死んでしまうから。
道尾秀介の新刊。
道尾秀介は好きな作家の一人で制覇を目指してる訳ではないが、数多くの作品を読んでいる。
これで15作品になった。
サイコパスを題材にした叙述トリック。
久しぶりに黒道尾ぶりが発揮されていて、なかなか面白くてどんどん読み進む。
後半に来て種明かしされるけど、なんとなく既読感があって、ドッキリ感があまり感じられなかった。
タイトルがどこに出てくるのか?とずっと不思議に思ってたら、エピローグに出て来て、しかも、いい感じにおさめられていた。
全体的にドロっとした暗い内容だったので、読了後の爽快感は意外な感じがした。
★★★★☆
週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。
この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。
最近は、まともな状態を保てている。
でもある日、児童養護施設でともに育った仲間から電話がかかってきて、日常が変わりはじめた。
これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまうー僕に近づいてはいけない。殺してしまうから。あなたは死んでしまうから。
道尾秀介の新刊。
道尾秀介は好きな作家の一人で制覇を目指してる訳ではないが、数多くの作品を読んでいる。
これで15作品になった。
サイコパスを題材にした叙述トリック。
久しぶりに黒道尾ぶりが発揮されていて、なかなか面白くてどんどん読み進む。
後半に来て種明かしされるけど、なんとなく既読感があって、ドッキリ感があまり感じられなかった。
タイトルがどこに出てくるのか?とずっと不思議に思ってたら、エピローグに出て来て、しかも、いい感じにおさめられていた。
全体的にドロっとした暗い内容だったので、読了後の爽快感は意外な感じがした。
★★★★☆