(内容)
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。
被害者は森元隆一。
事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。
夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。
隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。
しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。
刑事の財布、探偵の財布、死者の財布ー。
“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
久しぶりの宮部みゆき作品。
ブックオフのセールで購入したのをずっと積読してて、ようやく読んだ。
短編かと思ったら、ちゃんとした長編やった。
語りが財布視点で書かれていて、各章ごとに持ち主が変わるという内容になっている。
最初は少し戸惑ったが、途中からは慣れて来た。
事件としては規模の大きな事件やし、犯人の目星もつかないし、ミステリーとしてはいいと思うので、あえてなぜ財布視点にしたのかが疑問。
面白くないわけではないが、凝りすぎの感がある。
読みやすさという観点からもあんまり印象は良くなくて、中途半端に感じた。
★★★☆☆
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。
被害者は森元隆一。
事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。
夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。
隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。
しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。
刑事の財布、探偵の財布、死者の財布ー。
“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
久しぶりの宮部みゆき作品。
ブックオフのセールで購入したのをずっと積読してて、ようやく読んだ。
短編かと思ったら、ちゃんとした長編やった。
語りが財布視点で書かれていて、各章ごとに持ち主が変わるという内容になっている。
最初は少し戸惑ったが、途中からは慣れて来た。
事件としては規模の大きな事件やし、犯人の目星もつかないし、ミステリーとしてはいいと思うので、あえてなぜ財布視点にしたのかが疑問。
面白くないわけではないが、凝りすぎの感がある。
読みやすさという観点からもあんまり印象は良くなくて、中途半端に感じた。
★★★☆☆