Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

赤い指

2018-01-22 11:44:46 | 読書
(内容)
少女の遺体が住宅街で発見された。
捜査上に浮かんだ平凡な家族。
一体どんな悪夢が彼等を狂わせたの
「この家には、隠されている真実がある。
それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。
刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?
家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。


年末に読んだ「祈りの幕が下りる時」がめちゃくちゃ良くて、加賀恭一郎シリーズの長編が読みたくて、本作品を手にした。

現実に有りそうで無さそうな話をやけど、結末はめちゃくちゃ切ない。

現代における社会問題を散りばめられていて、色々と考えさせられる内容になっている。

いつものことながら、加賀恭一郎の鋭い洞察力に感心させられる。

大したトリックではないけど、逆に見落としてしまいがちやけど、ちゃんと気づくことがスゴいと思う。

「祈りの幕が下りる時」が映画化されたから、本作の映画化は無いと思うけど、コレも映画化して欲しかったなあー。



★★★★☆

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