(あらすじ)
殺人事件から1年後の夏。
房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。
それぞれに前歴不詳の3人の男…
惨殺現場に残された「怒」の血文字。
整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?
映画化されている「悪人」や「横道世之介」の原作者 吉田修一の小説。
映画は観たことがあるけど、小説は初めてやった。
上巻の出だしに、いきなり凶悪な殺人事件が起こる。
その導入部の大胆さから、一気に引き込まれる。
その犯人とおぼしき男が東京・静岡・沖縄でそれぞれの生活を送っている。
各土地での人間模様も描かれていて、全体のミステリー要素の中にヒューマン的な要素が端々に顔を出す。
誰が犯人かわからず、終盤へ。
少しずつ事実が判明して行き、最後は悲しい結末。
なかなか重い内容やったけど、面白くてスラスラ読めた。
この作品も映画化されるらしい。
映画の方もいつか観てみたい。
(★★★★☆)
殺人事件から1年後の夏。
房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。
それぞれに前歴不詳の3人の男…
惨殺現場に残された「怒」の血文字。
整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?
映画化されている「悪人」や「横道世之介」の原作者 吉田修一の小説。
映画は観たことがあるけど、小説は初めてやった。
上巻の出だしに、いきなり凶悪な殺人事件が起こる。
その導入部の大胆さから、一気に引き込まれる。
その犯人とおぼしき男が東京・静岡・沖縄でそれぞれの生活を送っている。
各土地での人間模様も描かれていて、全体のミステリー要素の中にヒューマン的な要素が端々に顔を出す。
誰が犯人かわからず、終盤へ。
少しずつ事実が判明して行き、最後は悲しい結末。
なかなか重い内容やったけど、面白くてスラスラ読めた。
この作品も映画化されるらしい。
映画の方もいつか観てみたい。
(★★★★☆)