東京の田舎から

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シビリアンコントロール=文民統制

2018-04-11 14:38:39 | 時事問題
国会では、自衛隊の海外派遣の日報が「ない」と言っていたのに「あった」、報告が遅れてケシカランと野党は声を荒げて政府を攻撃している。そして、シビリアンコントロールに対する危機だと煽っている。
 しかし、良く考えてもらいたい。シビリアンコントロール、すなわち、文民統制とは、そんな小さなことまでを国会に報告することなのであろうか?
 文民統制とは、もっと大きな枠組みを言うのである。すなわち、国民に責任を負うとされる文民の意思に軍隊の存在や活動を従わせる考え方、あるいはそのための制度であり、大枠での統制権である。それを守っている限り、日々のこまごましたとしたことの内容を公開することは必要がない。これは前提から間違っているのである。野党は知っていて間違えているのか、本当に知らないのか。
 何れにしても、野党は、政府をこのように攻撃することによって、政府が隠匿しているとか、隠したとかの印象を持たせようと国民を洗脳しているのである。野党の多くは、日本の弱体化を目指している輩であり、「日本人」の敵である。
 自衛隊の日報というような、日々の作戦活動を公開することは、自衛隊の作戦が、敵に筒抜けになるということである。したがって、公開すべき文書ではない。これを公開することと文民統制とは関係のないことである。

 それにしても、首相や大臣、官僚を「嘘つき」呼ばわりして、確かに憲法で保証されている国会内の発言ではあるが、こんな「どうでも良い」案件を1年以上も延々と続けているのである。これ以上やるなら、国会議員は歳費を返上するべきである。「国民」「国民」と国民を使うが、ここに書いている私も国民の一人である。

 こんな警察だか検察だかの「ごっこ」をさせるために国会議員がいるのではない筈である。
 森友や家計学園のことでは首相の関与が証明できなかった。それで、細かいメモがあったとか、そんなことばかりしている。しかし、このような内部文書を入手して騒ぎの火をつけている朝日新聞は、どこからこれらを入手するのであろうか。役人に情報をリークする輩がいるのか。これは、公務員法違反である。違法に収集した資料・・もしかしたら捏造かもしれないことで攻撃しているのである。
これが国会か。甚だ疑問である。それにしても、国会議員は小学生か・・・騒がしい。
 今、世界は激動の時期に入っている。日本もその外にいることはできないのである。国会・国会議員はそのような、国家、国民の命と財産を守るための議論をして、方策を考え、適切な外交、法律を作成するために存在している筈である。検察・警察の真似事をするのが仕事ではない。もう1年以上も国会は、野党の倒閣活動の場にされている。
 野党の目的は、北朝鮮危機を隠すと共に、安倍総理を退陣させて憲法改正を阻止したいのであろう。