東京の田舎から

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国会審議は、随分と呑気なようで・・・。

2019-12-02 16:56:28 | 時事問題

令和元年12月1日の産経新聞、電子版によれば、

「マイボトルコーヒー駄目? 小泉氏、国会の慣例に一石」と題して、

「小泉進次郎環境相が、慣例に縛られた国会のルールに一石を投じている。」との記事が掲載されていた。

 小泉氏は、国会の審議中に「コーヒーを飲ませろ」との主張である。これは、国会の慣例では冷水が用意されていて、健康管理を理由とする場合には、白湯の持ち込みが認められているとのこと。

 当然であろう、国会審議はそんなに呑気なのか。真剣に審議していれば、コーヒーなどと言いだせる筈はない。コーヒーは嗜好品である。そして、その臭いもする。中にはその臭いが迷惑と考える人もいるであろう。嗜好品を仕事中に摂りたいなどなどは、我がままである。これは、躾の問題である。

 更に、書類がある中、コーヒーをこぼせば染みがついてしまう。その点からも白湯が適当であろう。

 そもそも、国会議員が議場で審議中にコーヒーを飲むのは、ゆったりとしている証拠でもある。例えば、教員が授業中にコーヒーを飲んでいたら、これは、非難に値することであろう。国会議員も例外ではない。小泉氏は自分の置かれた立場を考えるべきである。

 

 小泉氏は、全くの私的な結婚報告を私人である滝川クリステル氏を同伴して、首相官邸で行い、挙句、滝川に発言までさせている。仕事の場と私人の場の区別もついていない、呆れた人物である。国会で「コーヒーを飲みたい」などもこの延長上にあるのであろう。

 

 図書館で本を読みながらコーヒーを飲ませてしまうという、呆れた図書館も確かに存在している。この図書館の本にはコーヒーの染みがあり、ベタベタと張り付いているものもある。結局は、本を読みながらのコーヒーを認めたからである。これは、躾である。今の日本は躾がなっていない。小泉氏の主張はその悪しき見本である。国会に今ある慣例は、変更すべきでない。

 

 国会議員は国民に規範を示す立場である。

 こんな“ゆるゆる”の人物に環境大臣をさせておくことが問題である。

 

なお、本稿は、首相官邸の意見募集に送信しておいたものである。

以上