東京の田舎から

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壊れつつある日本(3) 「赤い狐」と「緑の狸」の化かしあい

2024-06-19 22:55:31 | 時事問題

 東京都知事選挙が令和6年6月20日に告示される。立候補予定者は何と50人前後とのこと。主要候補は、現職の小池百合子氏、蓮舫立憲民主党参議院議員。この人は離党して無所属と称しているが、実態は立憲共産党から共産党に鞍替えした候補のようである。なお、蓮舫氏の配布したと思われる「違法」とも言われている事前運動ビラには、共産党と大きく表示されていて、しかも、共産党の組織を利用しと思われる手法で戸別配達されていた。このビラは公職選挙法の禁止する事前運動に抵触する可能性が極めて高いものであり、都知事になろうとする人物が平然と法を破った、もしくは、真っ黒に近いグレーなことをしている。

 この二人が有力候補とマスゴミでは報じられている。他に、元自衛隊航空幕僚長の田母神俊雄氏、安芸高田市長の石丸伸二氏と言われている。その他に50余人もの乱立状態のようである。乱立している候補者の多くは、立候補による知名度上昇が目的と言われている。因みに、立候補の供託金は300万円とのことで、全得票率の10パーセントに満たない場合は没収とのことであるが、その効果としては、都内全域にポスターを貼れ、主張ができるのであるから、広告費としては安いものなのかも知れない。更には、自らのポスターを掲示する「権利」を売却(寄付と称しているが・・・)してしまい、商売モドキをするという輩まで現れている。この権利を買って、風営法に抵触するビラを貼ったという輩もいたようである。このように、選挙を売名、商売モドキ、自己顕示欲の発現の場として、加えて、何の目的か不明な行為・目的で利用するのは、甚だ悪質であり、民主主義の根幹をなす「選挙」を冒涜するものである。

 さて、マスゴミからは、「何の基準かも判らない」まま、主要候補とされている人物について、書いていくと、

 小池氏と蓮舫氏の共通点は、共に学歴詐称疑惑がある。

 小池氏はカイロ大学卒業と称している。そして、蓮舫氏は、北京大学卒と称している。そして、二人ともに、元テレビ番組のキャスターである。また、二人ともに極めて親中である。

 加えて、蓮舫氏には国籍疑惑がある。台湾国籍を抜いたという経緯にも疑惑があり、少なくとも二重国籍のまま民主党政権で「大臣までしていた」との疑惑が濃厚である。加えて、本人の過去の発言からは、中共籍があるのではないかと疑われている。すなわち、台湾人であれば、北京大学に留学はできないとのことである。そうだとすれば、大陸から来た中共人の可能性がある。つまり、「どこの国の人か判らない」謎の人物である。過去には、蓮舫氏は「日本の国籍は便利なだけで、将来は台湾籍に戻す」とも発言していて、日本のために働く気は全くないと思われるのである。こちらが「最悪」である。

 そして、小池氏はまさに狸と呼んで・・本物の狸には失礼な程に、嘘八百の自分ファーストの人物である。その姿はテレビ等で皆さんが知っての通りであり、まさに、狸と呼んで相応しいように感じるのは筆者だけであろうか? 対する蓮舫氏は、キャンキャン、コンコンと人を攻撃するしか能のないような人物で、こちらも本物の狐には失礼な程に、狐と呼んで相応してところである。そして、別の呼び名は「噛みつき亀」とか。そして、見るからに意地の悪そうな性悪な人物のように見えてしまうのは筆者だけであろうか? これは、共産党の候補であり、その考え方は超の付く危険人物である。

 小池氏のカイロ大学卒業の疑惑については、その実情は、カイロ大学にコネで2年生に編入したが、アラビア語ができないので、進級できなかったとのことであり、卒業はしていないというのが、証言や文書で明らかにされている。そういえば、都議会でアラビア語での答弁を要求されても、しない、否、できないのであろう。しかし、当時は極めて珍しい、エジプトのカイロ大学を主席で卒業したとの触れ込みで、マスゴミに登場して、現在の地位になったものである。その経緯をかんがえれば、小池擁護者らが言うように、「たかが学歴で騒ぐな」とはいかないのである。そして、エジプト政府に政治的な生殺与奪を握られている政治家が日本国・東京都のためになる政治は絶対にできない。これが「最低」である。

 対する「最悪」な蓮舫氏であるが、「蓮舫」は名前であり、離婚前は村田蓮舫であり、今は、旧姓の高橋蓮舫(謝 蓮舫?)というのが正しいのである。これを小池氏に例えれば「百合子」だけで政治活動をしているということである。それだけで胡散臭さを感じるのは筆者だけであろうか? そして、北京大学卒業というのは、北京大学で語学教室に通っただけと言われている。こんなのは「卒業」とは言わない。そして、事前運動をしたとして、告発されているようである。共産党系の候補が今まで何をしていたかは、後述する美濃部都政の例を読んで頂きたい。すなわち、最低と最悪を比べれば最低の方がましである。そして、「最低」と「最悪」の戦いとは、困ったものである。

 共に、疑惑の「卒業」を選挙公報に記載するか否かは現時点では判らないが、学歴・経歴詐称は重大な公職選挙法違反である。これは当選無効・公民権停止を伴う重罪あり、過去には、これにより失職した議員が多くいるのである。なお、小池氏の学歴詐称については、元側近が告発状を提出しているという報道もされている。そして、蓮舫氏も事前運動で告発されているようである。共に、告発されている点では同じである。

 次に注目されている人物としては、田母神俊雄氏である。田母神氏は、元自衛隊の航空幕僚長たる空将(空軍大将相当)である。田母神氏の名前を筆者が初めて聞いたのは、アパグループが主催した論文で、最優秀賞を受賞したところ、その論文の内容が「政府見解と異なる」との理由で問題にされて、航空幕僚長の職を解かれて降格され、60歳の定年で退官している。筆者はこの論文を読んだが、「どこが悪いの?」というものであった。

 田母神氏はその後、軍事・政治評論家などとなり、2014年に行われた都知事選挙に立候したところ、選挙違反で逮捕され、169日間も拘留されたとのことである。選挙違反での拘留がこれ程、長期になったのは、異例であり、捜査側に別の目的が有ったのではないかと考えてられても不思議ではない。なお、この事件について、本人は冤罪を主張している。いろいろな資料からは、「田母神閣下」「閣下」と祀り上げられ、お神輿に乗っている間に、周囲の怪しげな人物が悪いことをした責任を取らされたように思える。なお、この選挙では保守陣営から、絶賛されて立候補していたのも束の間、保守陣営内の一部から告訴されるなど、保守陣営内の複雑さが浮き彫りになった。

 安芸高田市長の石丸伸二氏は、筆者は全く知らない人物であったが、SNSやYouTubeでは有名人のようである。市長としてやってきた内容たるや議会に喧嘩を売り、それをYoutubeで流して人気を得ている、いわば「Youtuber」と評価とするのが適当な人物のように感じる。なお、広島県安芸高田市の規模は、人口2万6千人規模で、市議会議員数は16人という小規模な市である。なお、市の定義は5万人以上の人口とのことであるが、市になった後に人口が減ったとしても格下げはないことから、未だに「市」なのであろう。すなわち、衰退した市なのである。この小都市で、画期的な実績を上げたと言うのであればともかく、実績と言う程のものはないようである。これを途中で投げ出して東京都知事に立候補したのである。こんな小都市での市長経験が東京都知事として通用するとは到底思えないのであるが、否、東京都は官僚組織が確立しているので、都知事などは余程のアホでない限り、誰にでも務まるもののようにも思える。そして、知名度の点から、当選は難しいと感じるのであるが、何か、別の目的、背景でもあるのであろうか? 

 なお、石丸氏は市長在職中に、議会での名誉毀損で裁判となり敗訴しているとのことが、更に、自身の選挙ポスターの制作で、印刷会社への支払い100万円余に対して、数十万円の代金不払いで裁判になっていて、一審では敗訴しているとのことが報じられている。市長ともあろうものが、数十万円のことで、話し合いで解決できないとは、何ともチンケで笑えない話である。そして、マスゴミでは「爽やか」な人などと報じているが、私の感覚では、何かしら得体の知れない「不気味さ」を感じるところであり、加えて、突然に、東京都知事に立候補する背景が全く見えないのである。すなわち、市長時代に自身のポスターの印刷費を支払わず裁判になり、負けているような人物が、当選が難しいと思われる東京都知事選挙のための資金を、どのようにして得たのがが不思議である。この疑問に対する答えとして、7月4日号の週刊新潮によれば、ドトールコーヒー創業者が「(資金は)いくらでも出す」と申し入れをしているとのこと。そして、絶対に謝らない「病に侵された」蓮舫と同様の行動で左翼との評価もされているようである。こちらも危ない候補のようである。なお、安芸高田市では、太陽光発電を誘致して設置したとかであり、まさか、東京都でも、太陽光発電を推進するのであろうか?

 筆者は、今回の都知事選挙は、マスゴミの喧伝する二人の有力候補の何れかが当選すると仮定すると、これは「最低」と「最悪」な選択のように思うのである。そして、二人共に告発されていて、場合によれば二人共に当選無効となり、失職する可能性もある。

 小池候補は、今まで、2期での間の公約は、公約の実現はほぼ「ゼロ」に等しい状況である。しかし、本人は「9割を実現した」などと大ホラを吹いている。そして、前回の知事選挙では、自らを目立たせるために、東京都の豊洲市場移転を「安心と安全とは違う」と言う謎の言葉で混乱させて、関係者を愚弄・翻弄して大損害を生じさせた。しかし、もっと悪事は、コロナが国内に入ってくることが予想されている時期に、東京都が備蓄していた防護服を中共に送ってしまうなどと、どこの国を見て政治をしているのか、と考えるようなことをしている。おまけに、都内での新築住宅に太陽光パネルの設置を義務付けるなどとして、これも中共の利益を図っているのである。太陽光パネルの多くは中共製であり、欧米の輸入禁止の影響で、中共では大量に余っているのである。その吐け口に東京都の新築住宅を狙ったのであろう。すなわち、公約の実現よりも中共を利する政策が優先のようである。なお、この太陽光パネルの義務化は、憲法違反の可能性もゼロではない。加えて、数十億円もの税金を使って、「アホらしい」「都庁のプロジェクションマッピング」である。これは、広告会社に都の税金を渡して、小池氏に対して好意的に報道をさせるための方策であろう。この金額は数10億円とのことであり、全くの無駄使いである。すなわち、税金で自らの選挙対策をしているのである。このように、「自身の選挙対策に都の税金を使う」そして「公約は」守らない」、「公約にない」、外国・・・それも、敵国の利益を図るという「余計なことをする」のであるから、これは「最低」と評価されても仕方がないのである。

 一方、蓮舫氏は、民主党が政権をとったとき、まるで、ショーの如くの事業仕分けをして、その席上、スーパーコンピュータについて、「2位じゃいけないんですか」と、アホを丸出し?それとも中共に忖度?していた。これは、完全な売国奴である。そのくせ、自分には甘く、国会の議場でファッションショーモドキをするという非常識極まりないことをしていたのが蓮舫氏である。人に厳しく自分に甘く、しかもアホときては最悪である。こんな人物が都知事になって、事業仕分けと称して、共産党の指示の下、共産党の利益になる公金の吸い取り政策を実行されたら、東京都は滅茶滅茶になってしまうであろう。これは、昔、社会党の都知事であった「真っ赤か」の美濃部亮吉の再来である。美濃部は「ばら撒き政策」により人気を得て、「美濃部スマイル」などとマスゴミに囃し立てられて、3期12年の間に、都財政を大赤字にしてしまった。その財税赤字を立て直すには、後任の鈴木俊一氏によって4期16年もの時日が必要になったのである。

 蓮舫氏の目的は、「真っ赤か」の美濃部と同じようにばら撒きをして、ついでに、朝鮮学校の無償化、外国人参政権の実現を目指し、共産党系の団体に公金を与えて「公金吸い取りシステム」・・これを「公金チューチューという」を確立させて、都政を滅茶滅茶にしてしまうのであろう。こちらは「最悪」である。「最悪・謝 蓮舫」よりも「最低・小池」の方が少しは被害が少ない。これは、究極の選択である。困ったものである。このように、政治家(屋)の質が極端に低下しているのであり、民主主義は、既に機能しなくなっているようである。こんな輩を選ぶのでなく、筆者としては、田母神氏が望ましいと考える。そうでない場合は、他の「誰でも良い」から、蓮舫当選だけは最悪としてもナシにしてもらいたいと考えている。

 そして、基準も定かでない「主要候補」に対して、それ以外の候補は、泡沫候補の大群に埋もれてしまっている。主要候補として、テレビで取り上げられれば、結果として票数は集まるであろう。マスゴミはその結果を報じて、やはり「主要候補の票は多かった」というのであろうが、これは、自作自演のインチキである。マスゴミで取り上げられれば、それなりに票数は集まるであろう。しかし、泡沫候補扱いされて、マスゴミでは取り上げられない候補の中で、筆者は日本第一党の桜井誠 候補はマトモなことを言っているように思える。他には、作家の  ひまそらあかね  氏が立候補しているが、ひまそら氏は小池都政に、食い込んで公金を吸い取っていた団体の不正を暴いた人物として、インターネット界隈では有名な人物であり、今回の立候補では「公金チューチューをなくす」「東京都をデジタルで楽しませる」などの公約を掲げている。

 何れにしても、今回の「主要とされている立候補者」の公約の空疎さから、また、その他の、多くの魑魅魍魎・ヌエの如くの立候補者は、東京都民のことなどは何も考えていないように思える。付け焼き刃の如くの公約の空疎さは、余りにデタラメである。尤も、公約を守らなくても都民の大多数は選挙が終われば忘れてしまい、何とも思わないであろう。今回の都知事選挙は、残念ではあるが、壮大な馬鹿騒ぎのように感じる。

【了】

◆追加

 6月25日に奇妙なビラが、私宅の郵便受けに入れられていた。

 その内容は蓮舫候補の公約に酷似していて、蓮舫氏モドキの影が印刷されている。しかし、ビラの中に候補者の氏名は入れられていない。このビラの欄外に細かな文字で、「2024年7月7日執行 東京都知事選挙 まっとうな都政をつくる会 法定ビラ第1号」とあるが、本当に、こんなビラが法定ビラなのであろうか?不思議なことに、ビラに貼付すべき証紙は貼られていない。これは、選挙違反のビラと考えられるが、誰が配布したのか判らない奇妙なものである。候補者を貼る看板の権利を販売した政党、そして、この権利を買って・・寄付と称しているが・・・に全裸モドキの人を掲出した輩もいて、法の抜け穴を突いた、アホなことばかりが行われている。さして、政策論争もなく、一体、今回の都知事選挙はどうなっているのであろうか? 

 こうして、民主主義は失われていくのであろう。ほんの数人を除いては、ガラクタ政治屋モドキばかりである。そして、不思議なのは、供託金だけでは選挙は立候補できない。すなわち、ポスターを印刷し、それを掲出する費用、選挙事務所の費用などを考えると、少なくとも数千万円は必用であろう。その「カネ」はどこから出ているのであろうか? 一説には都知事選挙を混乱させるために外国勢力が関与しているとの話もある。仮に、この混沌とした都知事選挙の裏に、民主主義を破壊して日本を弱体化しようとする、外国勢力がいると考えると恐ろしいことである。

そして、このデタラメな選挙を契機として、言論統制の理由とされてしまう可能性もあり、そのような意図で、デタラメをしている輩がいるようにも思えるのである。

【追加了】



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