土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

「食と健康セミナー」(食養料理教室や講演会)の開催中。
「土の音工房」で、オカリナ製作販売・演奏・教室(初心者~)を主宰

オカリナ&ピアノ DUOコンサート

2022-02-09 | オカリナ・心・癒し・ライアー
あめつちの便り「土の音」🎵
【オカリナ&ピアノ デュオコンサートin 金沢】十二支(12年)一回り❣️

火山 久 門下の方々とご縁を頂いたのが1997年。
    以来大きな示唆を受け、叶うこと13年目(2010.12.1)、石川県立音楽堂初の オカリナ(土笛)に関する本格的コンサートを開催‼️

【オカリナ&ピアノ デュオコンサート(レクチャー含) in 金沢】実施の運びに。

新井淳子さん(オカリナ)と松下展大さん(ピアノ・チェンバロ奏者)をはじめ、計5名の皆さんをお迎えし、音楽堂館長のウエルカムメッセージを頂いての開会❣️

金沢でコンサートを開く経緯を オカリナ製作から火山 久 門下の方々との出会いを含めてのレクチャーを 新井淳子さんがご提案、感謝を込めてお話させて頂きました。

コンサートは予想外の満員❣️
    プログラムが足りず慌ててコピーに走る顛末(苦笑)

聴衆からは 大きな拍手と、最後にほぼ全員からのアンケートが手渡され、感動の大きさがわかりました。

星巡ること幾星霜、十二支(12年)一回り❗️
    記録を整理してみると、アンケート内容の喜びの声はもちろん、このままCDになるほどの素晴らしい内容です。
    これからも、この感動を様々な形でお伝えして参りたい。    限りない感謝を込めて。

    ☆オカリナ&ピアノ・デュオコンサート(レクチャー含) フォトメモリー(新井淳子先生たちと)
:https://youtu.be/O74stNGIpT4

…フォトメモリー挿入曲は、レスピーギの「シシリアーノ」。金沢でのコンサート開催に先駆け、同年5月に音楽を愛する吉村貞雄社長とのご縁から、東京は霞が関のシーボニアクラブにお呼びいただき、筆者の講演の後に、新井淳子さん(6F へ長調 テノール)、中田啓子さん(4C ハ長調 アルト)、上村 彰(3F へ長調 メゾソプラノ)の担当で合奏したかけがえのないメモリー(簡易メモ録音質にて失礼)♪

◼️⭕️金沢開催直前「オカリナジャーナル第48号」掲載

【土の音・土の詩 ~なつかしい音の出会いから~】

『ピュイーッ、ピィーッ!』遥かなる太平洋に浮かべた小舟で波間を漂っていると、船底の板子一枚を通して海中から懐かしいような澄んだ哀愁を誘う、それでいて明るく爽やかな愛嬌たっぷりの音が響いてきました。

見るとあたり一面イルカの群れ。楽しげに飛び跳ねています。
この音は彼らの声、まさに=いのちの交流音=。

手が届くほどのところに寄って来て、生き物どうしの連帯感を懸命に伝えようとする意志さえ感じます。

…1980~81年、手作りの7mヨットを駆って単身南の島に向け、太平洋を帆走中のことでした。

もう一度あの声が聞けたら…
そんなある日、街中の騒音の中でふと懐かしい澄んだ旋律が私の心に同調しました。それはなんと『土笛』が発する【土の音】だったのです。

たった一握りの土が奏でる『土の詩』から、私たちの母なる大地に発する《いのちの声》が聞こえてくるようでした。

初めてオカリナに出会い、自分の息で音を出した瞬間の感動!
…何かを取り戻したような 内なる発見のような…同じ体験をされた方は多いでしょう。

県下に教室もなく奏者も知らない頃、私が関わる行事を通じて 初めてオカリナの文字が地元北国新聞に出たのは'89年7月、“自然の森のキャンプ”(国際自然医学会石川県支部主催)で、「星とメロディーの夕べ」と称し 星の話とオカリナ演奏や子ども体験会を行った記事でした。

以来自宅の囲炉裏の炭火で自作のオカリナを焼きつつ独学で試行錯誤を繰り返し、北陸中日新聞社の声かけで仲間を募った初の教室もオープンしました。

'95年1月17日午前2時頃、見上げた夜空に大きく輝いていたのはマイナス二等級の木星、《土の音普及会》~土ひとにぎりの革命~発足趣意文を推敲していた時です。

意識が夢の中に埋もれた未明、突然家全体がグラグラと振動…居間の灯油ランプが大きく揺れ、間もなく神戸の灘区にいた父が星になったことを知りました。
これを機に祖父が開いた薬局を かねての念願だった自然食(マクロビオティック)の店にリフォーム。

奥に一畳半の工房スペースを設け「つちのね(土の音)だより」も発行、小さな活動を展開していました。

奇しくもその時期に重なるように大きなご縁を戴きました。1971年収録の 火山 久オカリナ演奏の音源から、CDとして再版された『土の詩』が世に出た時期の、火山 久氏夫人との出会いでした。

きっかけは、手書き切り貼り編集紙面の「全国おかり〜なの会」の会報。初めて全国的なオカリナフェスティバルを呼び掛けた高橋さんの、手書き切り貼り編集の味わい深い紙面でした。

オカリナ奏者 宗次郎の師匠 火山 久氏とCD『土の詩』の記事に目が止まり、再版CDを求めて記された番号に即電話。
    出られたのが直子夫人で、火山 久氏が逝去された直後と知り、後に改めてお手紙で依頼。

「土の音」が紡ぐ「土の詩」に感銘し、当店に置いた5枚が即売り切れ何度も注文。そのうち代金は後でよいと50枚まとめて届くもすぐに無くなること幾度か。

しかも 私が “全国おかり~なの集い” のパンフレットに掲載するCD『土の詩』の広告デザインまで請けることになりました。

見かねた私にデザインノウハウ等を教えてくれたのは、元社会人合唱団指揮者の渡辺 寛さん。
    音楽理論から指揮法まで教わった先生であり、環境・人権問題にも貢献されていました。

夫人の直感力の鋭さにはいつも驚かせられましたが、感ずるところがあったのか'97年のクリスマスに金沢の私を訪ねてくださいました。
    ひっそりと土笛を作っていることなど言えるわけがありません。

誰にもオカリナを習ったことがない私に、赤々と炭火が輝くいろり端で教えて下さった初めての曲は シューベルトのアベマリアです。
    その夜は加賀藩お抱えの名湯と伝わる深谷温泉で休んで頂きました。

これをご縁に多くを教わり示唆を受ける他、自家栽培の野菜や漬け物の差し入れまで…私にとって紛れもない恩師です。

前橋土笛の会・アンサンブルによるカザルスホール(お茶の水)での栄えある発表日にお招き頂いたのを機に、多くの火山先生のお弟子さんと出会いました。

一番の愛弟子と知った新井淳子さんのソロ演奏「ヨーデル」を 発表後のエントランスホールで目の当たりにした感動は今なお鮮明です。

いつかはこの幽玄な土の音の調べを北陸の人たちに聞いてもらい、感動を共にしたい!!
実は念願のその日が目前となりました。

12月1日(水)金沢駅前の石川県立音楽堂…と言えば、かの岩城宏之率いるオーケストラ・アンサンブル金沢 発祥の拠点。

♪『オカリナとピアノ・デュオコンサート』(オカリナ 新井淳子 ピアノ 松下展大) が実現します!

音楽堂には、火山 久氏に関する展示と私の拙い作品などがショーケースに鎮座し、皆様のご来場をお待ちしております。 上村 彰(金沢市)

↑以上「オカリナジャーナル」No.48(2010.11.20 オカリナ通信センター発行) から
    ※天から地から 今なお、土笛の音で暖かく語りかけてくれている、新井淳子さん(故)に心からの感謝を込めて! 

◼️「オカリナアンサンブル前橋土笛の会」(新井・松下 両先生が指導)のブログから↓

⭕️2010年12月3日(金)
    【熱心に聴いていただいて.…】

12月1日(水)金沢駅前の石川県立音楽堂交流ホールで新井先生 松下先生のデュオコンサートが行われました。

「県立音楽堂」は素晴らしいですね。
駅前という立地条件はもとより、石川県と金沢市の芸術に対するレベルの高さには驚きました。
さすが加賀百万石の地です。

予想以上に沢山の皆様にご来場いただき、温かい雰囲気の中、楽しんで聴いていただいた様子が手に取るように伝わり嬉しく感じました。
アンケートにも喜んでくださった旨のお言葉が沢山書かれていてホントにありがたいです。

この演奏会を開催するにあたり、上村彰さんと渡辺寛さんには、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
司会の改田さんは落ち着いていて聞きやすく、うまくまとめていらっしゃいました。
その他演奏会に関わってくださった方々に改めてお礼申しあげます。

また音楽堂の館長さんにも思いがけずご挨拶も頂戴したり、金沢市の皆さまの「おもてなしの心」に感激しました。

古い物と新しい物が混在しながら、伝統あってこそ新しい物が活きている街・・・
せこせこせず、ゆったりと落ち着いた時間が、空間が流れてる街・・・
食べ物もとても美味しく是非、また訪れたいと先生方の感想です。

オカリナを通して様々な方々とお知り合いになり交流が持てるのは素晴らしいことです。
聞きに来てくださった皆様、またお会いできることを楽しみにしています。(管理人 記)

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