5月2日(日)子育て議員連盟・出産議員NW合同オンライン勉強会に参加しました。
テーマは「コロナ禍のひきこもり支援」
講師は全国ひきこもり家族連合会本部事務局長の上田里香さんでした。
ひきこもりの方は全国で115万人。平均年令は34.4才。40代以上は3人に1人。
平均期間は9.2年。親御さんの平均年令は65.1才。
ひきこもりの背景は多様化していますが、就労経験のある方も多く、一度つまず
くと元に戻れないことが大きな要因だそうです。
コロナ禍では家族が家にいてよい面とかえって悪い面が出でいるそうです。
オンラインでつながりやすい面もあります。
最近ではむりやり家から連れ出す「引き出し業者」のニュースも出ています。
また農水省の父親が息子を殺害した事件もありました(-_-;)
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目黒区ではたらい回しをしないワンストップの合同相談会を開きました。
都内でも各地に家族会もできています。
単身のひきこもり対策としては行政から広報をしてほしいとのことです。
また、東京都の実態調査では地域包括支援センターが9割方本人を把握している
そうです。
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8050問題など親の高齢化や親亡き後の対策も必要になっています。
質疑応答では、不登校問題、ひきこもりという名前、引き出し業者、社協との
関係などさまざまありました。
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国分寺市でも東京都からの要請もあり、ここ数年ひきこもり対策に力を入れています。
家族会の準備もしているようです。
ひきこもりの対策ももちろん必要ですが、なるべくひきこもりになる前に予防する
方策もあわせて考えていく必要があるのではないかと思いました。