2017年5月31日
前回の「新築なのに自分で火災警報器を取り付けた理由」<2017年4月30日>で、火災警報器の見積もりが間違っていたことを書きました。設計図では2箇所に設置となっていて、実際にも2箇所にしか設置されていないのに、6箇所で見積もられていて4個分を余計に支払わされていたのでした。
見積もりに関してはこれだけではありません。大きいものから小さいものまで色々ありました。最初は入札時の見積もりです。
業者の選定の前に各社の見積もりを設計士がチェックをしました。いくつかミスがありました。一例を出すとサッシの数が設計図より少なくて10万円ほど安くなっていました。設計士が業者に指摘をして、再提出された見積書で選定しました。
業者を決定してからも設計の変更や取り付ける器具の変更などをしました。また工事が始まってからも細かな変更や追加の工事などを依頼したので、見積もり時の金額とは違ってきます。
工事の変更での費用の差額については間違いや疑問に思うことがいくつもありました。前回の火災警報器は工務店のミスだということがはっきりしていますが、よく考えないと疑問にも思わないような例を2つ紹介します。
玄関のインターホンをテレビドアホンに変更した場合、元のインターホンの費用が減額され、新たなテレビドアホンの費用が追加されます。どちらも値引きされた金額ですが、テレビドアホンの値引率が低かったのです。機種によって値引率に違いがあることはわかりますが、それでは説明が付かないくらいの差があったように記憶しています。
今度は引き戸の追加です。壁と1枚だけの引き戸の部屋を、壁なしの2枚引き戸に変更しました。そのため引き戸1枚分の費用が追加になりました。引き戸の作成費用と塗装費用の追加です。しかし作らなくなった壁の減額はありません。
これ以外にも水道工事や電気工事の追加など色々なことを頼みました。いくつかについては見積もりをもらわないこともあり、請求を見て予想以上に高くて後悔したこともあります。逆に追加の費用が請求されていないこともありました。
他によくありそうなミスとしては、消費税が考えられます。本体価格だけを減額して、追加では本体価格と消費税が請求されることです。
照明器具を変更したとします。表では本体価格の10,000円しか減額されていませんが、消費税分を含めた10,800円減額されないといけないので、合計は18,360円です。照明器具と消費税だけの記載ならすぐわかると思いますが、他のものと合算した上で消費税を記載されると見落としてしまいます。
これは日常の買い物でも起こることです。商売をしている人でも消費税をきちんと計算できないことがあるようですので、自分で計算しないといけませんね。
家の工事では現場監督や大工さんとの人間関係も大事だと思います。細かい指摘ばかりして気まずくなるのは得策でないかもしれません。でも追加費用の一つ一つの額はそれほどではなくても、回数が多くなると結構な額になります。
見積もりをきちんと取って、間違いや疑問点がないかを確認することは必要だと思います。
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