鱧料理を食べに淡路市東浦のこゝちよに家族五人でやって来た。
古民家をリフォームした、長閑な中に風情のある店構え。
鱧と聞いて海のそばと思い込んでいたが、海の向こう遠くに紀淡海峡が望めそうな小高い山の中腹だった。
開店12時少し前に到着、案内された部屋は庭に面した和室。
早速喉を潤したいところ運転手なのでガマン。代わりにみくりんが生ビールで乾杯🍻
最初の料理は鱧の南蛮漬け。カリッと揚がった鱧がサクサクホカホカ👍
次は鱧の椀物、脇にアスパラとズッキーニ、鱧の骨とトマトでとった出汁はそれだけでも主役になれる味わいだ。
三品目の造りは、軽く炙った鱧と生の鱧。炙りも良いが初めて食べる生の鱧が凄く美味しい。醤油には淡路の玉ねぎおろしが入っていて、さらに味を引き立てている。
続いて八寸の登場。右上から時計回りに地元淡路のもずく、湯引き鱧を辛子味噌と梅肉で、鱧のすり身を練り込んだ厚焼き卵、鱧の子のゼリー寄せ、タコと胡瓜の酢の物、真ん中の緑色が梅煮、ちょろりと曲がった鱧の骨煎餅。
次は鱧と万願寺とうがらしの天ぷら。アツアツホクホクを藻塩で味わう。
六品目は寿司、右が蒲焼き、左は白焼き。この辺りで、まきちるは満腹に近く、シェアした。
ここで真打ち鍋のご登場。出汁の中には淡路玉ねぎがぎっしり。
真っ白な鱧と緑の水菜のコントラストが涼やか。右上のクリーム色は鱧の子、左下は内臓だそうな。
鱧は30〜40秒しゃぶしゃぶして、出汁と共に。好みで柚子胡椒を入れていただく。
鱧はもちろんだが、鱧の子と出汁が絶品。
平らげた後は、当然雑炊に。
冷房を最低温度にセットし、フル稼働。ふうふうしながらも美味し〜ぃ。
最後にデザート、私めとみくりんは黒糖ときな粉のアイス。
ほか三人は淡路牛のミルクたっぷりのアイスを藻塩をちょっと乗せて。
ここまてお酒も呑まずに2時間、どの料理も美味しく皆大満足。
おもてなしも丁寧で、流石ミシュラン一つ星も肯ける。
おまけは部屋の入り口にあるこれ↓
正解はスリッパの入れ物でした。