昨夜の泊地は、当初予定していた▲中津山頂を諦め、中腹の路肩広場で泊まっていた。
狭路でクルマが鉢合わせしないように、早めに下る事にした。
[途中で、雰囲気あるガスの夜明けが見られた]
南側から黒沢湿原への上り口になっている、今回のウオーキングコース出発点の松尾川温泉に向かった。
[朝もやに煙る松尾川を少し遡る]
間もなく、山奥の渓流沿いに建つ「松尾川温泉」に到着した。
[湯治棟もある名湯で知られる「松尾川温泉」]
ここが今旅のメインで、南側から三好市の黒沢湿原へと向かう〔歩く🚶徳島 第一歩 全52コース〕の最終コース(52/52)出発点になっている。
目的は、湿原に咲く真夏の希少種「ヒツジグサ」と「サギソウ」の花の観賞である。
[松尾川を渡って、狭い遊歩道を集落内に上って行く]
[集落を彩る小さな花々に見送られ、急坂の遊歩道を進む]
集落を離れ高度を上げていくと、遊歩道が朝もやに包まれてくる。
[朝もやから朝日が射してきた]
[朝もやに朝日が射して幻想的な展望所周辺]
[展望所からの眺望、▲国見山(左下)、▲中津山(右下)か?]
[松尾川の谷間からガスが沸き上がる、奥山は▲国見山か?]
更に高度を上げていくと、涼場「たびの尻滝」が現れた。
[山奥に繊細な流れの滝が現れた]
[夏は涼に、秋は紅葉に良さそうだ]
直ぐに、黒沢湿原への一角に到着した。
[綺麗に整備されたトイレ棟があった]
ここから湿原内の遊歩道が始まった。
[湿原の夏草をクモの巣が繋ぐ]
[夏によく見る、白花の明暗]
[深緑に包まれた湿原]
[湿原に佇む黒沢大師]
そして、この湿原で見られる真夏の希少種「ヒツジグサ」が咲き乱れる池が現れた。
[花言葉は「清純」、純白の大輪]
[広い地塘に咲き出したヒツジグサが散らばる]
[ややピンクがかったヒツジグサ2輪]
その後、黒沢湿原を上空から見下ろす展望台へ行ってみた。
[山中に開けた黒沢湿原を見下ろす]
[展望台から黒沢湿原を見渡す]
[左奥には▲国見山だろうか?]
展望台を下りてからは、湿原正面にある「サギソウ園」で真夏の名花を花見した。
[地元の三縄小学校の子供達が大切に育てたサギソウ園]
[純白のサギソウが舞い降りた園内]
[湿原に舞い降りるサギソウ(下)と飛び立つ純白のサギソウたち(上)]
[暑い中、ガンバル皆さん]
ここで初めて今回やっと、日中に人と出会ったという印象であり、それでも十人足らずの静かな花見であった。
[こちらの花言葉も「清純」、そのものだ]
[黒沢湿原の正面入口付近に「サギソウ園」(下)、中央部に「ヒツジグサ」咲く池]
[中央部にヒツジグサ咲く池を見下ろす]
花々の撮影終了後は、木陰の休憩所で軽食後に陽射しを避けて横になり、しばらく休憩していた。
横を通る人も疎らで、「密」には縁遠い印象であり、避暑気分も十分であった。
その後は、Uターンして松尾川温泉まで下った。
[集落の民家に植えられた小さな花々に迎えられ下山]
[出発した松尾川周辺を見下ろす]
[下山後は、地元の名湯「松尾川温泉」で汗流す]
ここは、山中で出会った岳人からもよく勧められた温泉である。
隣には建物は古そうだが、湯治棟もあるようだ。
ほんのり硫黄臭のする温泉らしい名湯であり、温泉施設もまだ新しそうな印象であった。
また、気にしていた人出も2〜3人と少なく、ゆっくり出来た。
その後夕方には池田町に下り、何時もの中華「菊花楼」で夕食を食べた。
そして今夜は、今春に訪れた美馬市の▲三頭山直下の駐車場(標高700m位)で車中泊にしました。