〔平成21年〕
〈山上の秋宴〉新潟県 八海山/中の岳頂上避難小屋付近
越後の枝折峠から魚沼駒ヶ岳~中の岳~丹後山を縦走し、十字峡へ下山した時の1コマである。
好天の登山日和に恵まれた中の岳の頂上避難小屋前から紅葉越しの八海山方面の夕景である。
駒ヶ岳、八海山を目前に全方位を見渡せる小屋つきの好撮影地であるが、山深く天水しかないのが残念である。
今回もテントと飲み水の重荷に苦しんだ。
何とかフラフラでたどり着いた小屋では、先客で八海山から越後三山を回っている新潟出身の青年と同宿した。
朝夕の素晴らしい景色に感動し、水さえあれば、もう一泊したいくらい何とも居心地の良い「山の隠れ家」だった。
◆この山行以来、重装備の泊縦走に行っていない。
苦労するほど充実感があり、記憶に残るものだが、身体的なこともあるが車を使った旅行感覚のお手軽日帰り登山に慣れてしまうと、また違った楽しみを求めての山歩きとなっているのかもしれない。
〔平成22年〕
〈雲上の朝〉徳島県 一の森山頂付近
ここは過去何度か撮影したことがあり、県内では定番の日の出の撮影地でもある。
ここはポストカードサイズでのプリントよりも、パノラマサイズ以上が適していると思った。
山登りでの撮影が増えた昨今では、パノラマサイズが常態化している。
〔平成23年〕
〈天空の要塞〉新潟県 八海山(釈迦岳)/(魔利支岳山頂付近)
岩峰ピークがたくさんある八海山でも、魔利支岳から望む下り方面の釈迦岳が最も絵になると思った。
ただ今回は画角サイズで誤っている。ここはスクウエアーサイズが適していると思ったが、年賀状写真なので仕方なかった。
〔平成24年〕
〈夕照の窓〉富山県 立山/雷鳥沢キャンプ場付近
立山山麓の雷鳥沢キャンプ場にテントを構え、数日間周りの山々を日替り登山をしていた。
ここは周囲を山々に囲まれた窪地で、朝夕必ずって言うほどガスと光のドラマがある。
〔平成25年〕
〈悠久の輝跡〉青森県 十二湖 (青池展望台)
東日本山行の途中、リフレッシュにと立ち寄った観光地である。
光がなければ、何の変てつもない暗い池である。
それが一旦光が差してしてくるにつれ、輝かしい光芒と共に池の底が透きとおり沈んだ枯木が現れる、何とも神々しい様相に変貌する池なのである。
その後、何となく幸せな気分になるから不思議である。