言うはやすし・・・２

経営者と従業員はいつまで経っても平行線だ。と２日前に書いた。
「わいの気持ちを解る奴は誰もいてへん」と言う人がいた。
「うん、うん」と何時も頷いていた。
平行線の昔話をひとつ・・・
１年で一番忙しいのは１２月だろう。ゆっくりしていた夏の終わりから秋口に向かって頑張り１２月で一気に売上を上げて・・・・と頭の中は店の売り上げのことでいっぱい。
そんな折、１０月２０日でやめたいと言ってきたＭＤＯちゃん。理由は結婚。仕方がないね、どうぞ。
続けて１０月末でやめたいと言ってきたスタッフ、ＫＩちゃんがいた。
何故？ベテランが２人も抜けたら困るじゃないの、今から人を入れるのは難しいよ、分別の解る年齢だろう。
その子は理由を言った、東京に行く、解った、良いでしょう。でも、一言ほしかった。
「来年１月の事だが、準備があるので１０月末でやめたいけれど、店もこれから忙しくなる時期、出勤日数や時間など減らしても来ないと悪い、ＭＤＯちゃんもやめると言うし、何とか来たいと思っているが」とか何とか、来る気はなくとも口先だけでも言ってくれたら
「あなたも長く頑張ってくれた、幸せになって」と言ったかも知れない。
「やめます、東京に」だけ。これから１２月に向かって頑張ってと思っていたリリオーは頭にガチンときた。好き勝手な奴。
「わての気持ちを解ってくれるスタッフは誰もいてへん」

あれから２年、店を閉店してからＭＤＯちゃんと２人、飲んだとき、
「ＫＩちゃんもＫＩちゃんの理由があったみたい・・・」
とＭＤＯちゃんが私に言った。
「そうね・・・」後の言葉は続けなかった。
スタッフとは何時も平行線と思っているから。
悲しいね。バカなリリオー

（昨日、淀屋橋で撮った写真、花の名前が解らず、今日調べた。
「ホタルボクロ」と思う。違うかも？