リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

言うはやすし・・・3・・・昔話

2008-06-05 21:16:12 | Weblog
新地の女は単衣の着物を着て優雅な振る舞いを・・・でも、裏に回ればスタッフの退店問題が大変と書いた。他にも、以前、書いたことあったけれど、女の子から訴えられて大阪地裁で被告の身となり戦ったことがあった。まあ、他にも色々あったが、この前、天満警察署の前を通ったとき、「ああ、天満警察にも世話に、いや偉い目に遭わされたなと」と遠い昔を想いだして。どんなことって?
本通り御堂筋入り口4階でやっていた店を本通り真ん中1階に引っ越してしばらく経ったときのことだ。ある日、ドアが開き、「いらっしゃいませ」と言ったとたん、ドドッと3人くらい入ってきて「そこまで、みんな動かないで」ときた。「何ですか?」「天満警察だ、風俗営業許可無く営業している、動くな取り調べを始める」とか何とか言いながら、テーブルを回り、お客さまの調書を取り始めた。(今のように個人情報・・・・無いもんね、ずばり偉そうに聞くんだ)
「何しますねん、勝手なこと、しやんといて」リリオーは怒った。
話を聞くと風俗営業許可を取るようにと通告したのに取っていない、無許可、直ぐに営業停止だと言う。
「あほらしい、取っているわ、行政書士にもう半年前くらいに頼んでお金も払ってる、調べてから来い」
「取っていない」「取った」と押し問答が続いたが、じゃ、まあと何もせず帰っていった。黙って帰るな、謝れ!!塩をまいてやった。
結局は行政書士が忙しく、ほったらかしにしていたらしい。責任取れ!!
それから、リリオーは天満警察に呼ばれて始末書を書かされて、あほらしかった。
風俗店で強制捜査があると聞くが、新地でね、それもリリオーの店で、恥ずかしかったよ。
でも、調書を取ると言われ住所、名前を聞かれたお客さま方の反応はどうだったか。
「俺、知らん、警察に引っ張られたら叶わん、帰る」と言われた方、1人もおられず、
「名前?、書いたらええのんか、なんぼでも書いたる、年齢もか」と言われた方や、警察官に頭を下げ、「ご苦労様、僕、こういう者です」と名刺を差し出された方など、警察官の方があっけにとられ勝手が違うなという感じで、見ていて面白かった。
あとは「ママ、えらい目にあったな、飲み飲み」と癒して下さった方ばかり。
おおらかで心の広い方が多かったんだ、そして、お客さまとの信頼関係も深かったんだ。良き時代だったのかも知れない。
(いえ、今もおおらかで綺麗にお遊びされる方ばかりですが)
30年の間には裁判所に警察署、税務署、色んな所に出入りしたよね。お陰で少々のことでは物怖じしなくなったよ。
昔を想いだして・・・笑っているよ。