寒い寒いこんな日は・・・２

本を読もう。最近のリリオーは真面目になって（いや、真面目なのは前々からだが？）図書館通いをするようになり。
単行本を読んだ。「静かなるホイッスル」柴谷晋　著
ラグビーは前にボールをパス出来ない。「三、五、四、・・・」と攻めるサインが決まっている。だが、みんなの言っているサインの声が聞こえない。
ボールが途切れたらこれでノーサイドとホイッスルが鳴っても聞こえない。
補聴器を使えば聞くことが出来ても、その補聴器も試合中は危険防止のために外さなければならない。
しかし、身体を動かすことが大好き、みんなとぶつかり合い、そしてボールを回し走るのが好き。どうすれば・・・出来る？
ラグビーを通じて自信を付けて欲しい、そして将来ハンディを感じさせない社会人になって欲しいと言う気持ちの人たちが集まって、聴覚の不自由な人たちもラグビーを楽しむことが出来るようになった。
そしてデフチームを作りニュージランドへ。
サイン・・・野球がやっているブロックサインを・・・右肩を触ると右にハチキュウ、左肩なら左にハチキュウ。
ホイッスルは・・・黄色い画用紙が観客席全員に配られ、ホイッスルが鳴るとホイッスルボードを上げて選手達に知らせる。
等々、健聴者と難聴者が一体となって頑張り、ラグビーを楽しむ事が出来るようになった。
マラソンやバスケット、野球なら出来るだろうがラグビーは？
その考えは間違っていた。本を読んでみんな一緒、楽しむことは自由、素晴らしい事と感銘した。
花園で開催されることありと聞く。一度、見に行きたい。感激を一緒に味わえたらと・・・
良い本に巡り会えた１日。