
ガーネット著/安藤 貞雄訳
岩波文庫 483
2007.6
短いながらもH.G.ウェルズも絶賛したという怪作。最近は某Y新聞のネットでも取り上げられたとかで売れ行きも上昇中(?)。人間妻系怪しげな別タイトルがある。
様々な前評がありましたが。。。奥が深く以後うーんとはまりそうだという感想もあり、総評としては、読ませる、考えさせられる作品と好意的でした。(まとめすぎ!)
感想
・感動!愛の物語とは思わなかった。愛の物語ではあるが感動はしない。ちょっとおばかな話では。
・日本では元動物の変身を受け入れる風土がある。キリスト教の文化圏と日本とでは不条理の捕らえ方が違うのか。
・何もない小説。たんたんとした変な話。
・寓話として考えられる。
・自分と対象との関係性だけで小説が出来ているところに特徴があるのでは。
・野性に返っていく過程が物悲しい。
・ラストはこれしかない。
・意思疎通が出来なくなった一方的な状況の中で、おかしみとかなしみが入り混じった味わいがある。妄想が無くなり、かなしみがありながら、永らえていくのがよかった。
講師より
・理不尽でありながら、考えさせる作品。
・内面が野生化し、彼との関係が危機的になる部分が良い。
・なぜ、狐が妻だと分るのか些かギモン。
・愛の執着の物語で、最後に解放され自由な精神を得る。
・ある意味妄想小説とも読める。
・語り手が語る展開であることに特徴がある。
(推薦者 のりすけやま)
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