発泡スチロール容器禁止へ NY市長が方針表明 2013-02-15 17:50:04 | 海外
ニューヨーク市のブルームバーグ市長は14日の施政方針演説で、
市内の飲食店などで発泡スチロール容器の使用を禁止する方針を明らかにした。
CNNテレビなどが報じた。今後、市議会と協議しながら法案可決を目指すという。
再利用が難しく、処理費がかさむことなどが理由。
発泡スチロールは軽くて保温に適しており、飲食店などで持ち帰り用の容器として多用されている。
市長は演説で、リサイクルできるごみから発泡スチロールを
★取り除くために、1トン当たり★20ドル(約1850円)の処理費が★余計にかかると指摘。
発泡スチロールは「容易に代替可能で、なくても困らないものだ」と述べた。
われまど‐りろん 【割れ窓理論/▽破れ窓理論】
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。アメリカの心理学者ジョージ=ケリングが提唱した。アメリカのニューヨーク市ではジュリアーニ市長(在任1994~2001年)がこの理論を応用し、地下鉄の落書きなどを徹底的に取り締まった結果、殺人・強盗などの犯罪が大幅に減少し、治安回復に劇的な成果をあげたとされる。ブロークンウインドーズ理論。
1995年 12月 26日 技術・研究開発
リサイクル可能な包装緩衝材
古紙複合系の新材料「Cellu Mold」を開発
---発泡スチロールと同等の緩衝性、成形性を実現---
★ソニーは、家電製品などの包装に使われる緩衝材として、発泡スチロールと同等の衝撃吸収効果を持つ、古紙複合系の新材料「Cellu Mold」を開発しました。
新材料は、主原料に粉砕した古紙を使い、衝撃吸収効果のあるアクリル樹脂系の中空粒子をこれに添加することで、発泡スチロールと同等の緩衝性を実現しています。この新材料は、主原料に古紙を使う上に、結合剤に天然のでんぷんを用いているため、使用後の包装緩衝材は、回収して再び同材を製造することができ、また再生古紙としてリサイクルすることも可能です。
この新材料の成形プロセスや量産に関連する技術については、レンゴー株式会社と共同で開発し、96年春に発泡スチロール代替の包装緩衝材として実用化する予定です。当初、テープレコーダーの梱包材として使用し、その後、実際に使用した状況を見ながら他の製品にも積極的に採用してまいります。
ソニーは、地球上の限られた資源を有効に活用し、環境への負荷を低減するために、発泡スチロールをはじめとしたプラスチック包装材の代替材料の開発に取り組んでまいりました。
91年には、製品への傷防止のための改良を加えたパルプモールドを開発し、これまでウォークマンやカメラ一体型8mm VTRなどの梱包材として使用しております。
しかしながら、パルプモールドは商品の固定・保持には優れるものの、外部からの衝撃を吸収する効果が乏しく、その利用が比較的軽量な商品に限られていました。
新材料は、発泡スチロールと同等の緩衝特性を持つため、家電製品をはじめ、精密機器製品の包装緩衝材として幅広く適用することができます。
ソニーは、環境への影響に配慮して、代替材料の開発と並行し、発泡スチロールのリサイクル技術の開発にも取り組んでおります。94年には柑橘類の皮から抽出したリモネン液を用いて発泡スチロールを溶解させ、元のスチロール樹脂へリサイクルする技術を開発し、その実用化に取り組んでおります。
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