表千家一期一会

唐物相伝茶事


今日は
社中のMさんに
唐物の相伝をさせていただきました

相伴客には
社中のJさんとYさんのお二人に
入っていただきました


Mさんは
平成20年に初めてお茶の道に
足を踏み入れて以来6年間
熱心にお稽古に通われ

つい先日
家元より
唐物のお許しをいただかれました



Mさんの唐物相伝は
彼女だけでなく
私にとっても
大きな喜びごとです


今日は
心をこめて
お相伝させていただきました














相伝茶事というのは
正午の茶事などと異なり

初めにまず
相伝の点前をして

お弟子さんにわかりやすく説明しながら
お伝えしなければならないと

先日師匠から伺いました


茶事としては
少し略するところがあるとも
お聞きしました



略するということは
案外難しいことだと

今回の茶事では
頭を悩ませました



雪月花を愛でるようなお茶事とは一線を画し

点前を相伝することの重さを感じ
またそれをお弟子さんにも感じていただけるような
茶事にしたいと思いました


それと同時に
相伝を受けられる方への
お祝いの気持ちもお伝えしたいと考えて
本日のお茶事をさせていただきました





主菓子  葛焼  末富製



干菓子  亀屋伊織製


コメント一覧

tomoko
しらたまごさま、ありがたいお言葉
謹んで感謝申し上げます。
今回、型を崩してみて、常の茶事がいかによく考えられているかに、あらためて気づかされました。
型は崩しても心は崩さずにいきたいと願いつつ・・・。
しらたまご
お赤飯が嬉しいでしょうね。こんなにきちんと相伝していただけるお弟子さんは幸せです。元あっての崩し、ほんとに元をきちんと身につけるというのが稽古の基本なのでしょう。
tomoko
相伝の仕方は
恐らくそれぞれの社中で異なるのかも
しれませんが、
この度は、宗匠からお伺いしたお話から
私なりに感じたことを
茶事で表してみました。
型を崩すということは難しいです。
全体の流れ・道具・献立など決めるのに
丸一日考えこんでしまいましたが
雲やさまにそのようにお感じいただき
少しほっといたしました。
雲や
しみじみとこの相伝のお茶事の記事を拝読致しました。
相伝はこのようでありたいものだとつくづく感じ入りました。
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