今日は
大阪美術倶楽部にて
2日間にわたって開かれた
表千家同門会大阪支部茶会・展観にでかけてきました
9時の受付開始から
まもなくして受付をすませて
まずは濃茶席へ
いつもなら
待合で番号をよばれるまで
しばらく待つのですが
今日は兜ィをゆっくりと拝見する間もなく
すぐに道具の飾られている次の待合に通され
そこでも
全ての道具を見終わらぬうちに
寄付きへ通され
いつもだったら
ここでもしばらく待つのですが
兜ィの前を素通りするくらいの早さで
本席へとご案内があり
びっくりしました
本席の小間では
元伯筆二行の兜ィ
浄元作霰百会の釜など
解説をお聞きしながら
ゆっくりと拝見させていただきました
その後
広間に移って
ほとんど待つこともなく
ゆったりとお濃茶をいただき
その後で
待合のお道具を
あらためて拝見させていただきました
ここまでは驚くほどスムーズでしたが
きっと薄茶席で
たっぷり待たされるのかなと
思いきや・・・
薄茶席の受付に着くと
「今ちょうどお席が始まりますからどうぞ!」と・・・
まったく待ち時間なくお薄席に入れていただき
お道具は
その後でゆっくり拝見させていただきました
お茶をいただいた後は
展観席で「歴代家元の兜ィ」を拝見しました
少庵と宗旦の間に交わされた消息が
殊に印象に残りました
長時間待つのを覚悟で出かけたのですが
今日は思いのほかスイスイとお席に入れていただき
2時間ほどで
展観席まで全てまわれましたので
その後
湯木美術館まで足をのばしました
「やきもの百花繚乱」
サブタイトルの
「茶陶いっき見!!」という言葉に
若干違和感を覚えるのは
やはり昭和時代人だからでしょうか
まあそれはそれとして・・・
やはり
湯木美術館はいいですね
広過ぎない静かな展示室で
落ち着いて一つ一つの道具を拝見でき
小間のしつらえも嬉しいです
一畳台目向板向切
客と亭主の畳だけの
究極の茶室です
いつか
このような小間を
造りたいなあ・・・と
ガラス越しに鼻先がくっつくほどに
熱い視線を送りつつ
ため息をつく私でした