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大阪美術倶楽部で
今日と明日の二日間
第12回若美津茶会が開かれております
今年は
濃茶席を
光悦会会長の乾家と
藤田美術館とが合同でご担当され
薄茶席は
表千家久田家半床庵の
ご担当でございました
そして
展観席では
千利休の時代に活躍した
久田宗栄を初代とし
現在まで十三代続く
久田家の名品の数々が展示されておりました
久田家の家紋「扇」の透かしのある
珍しい「扇棚」が目を引きました
抱清棚の上の棚に
戸がついている形の
塗の棚で
久田家七代宗渓の極めがありました
ご説明によると
棚の戸は
左のつまみを持って開く
扉のようになっているとのことでした
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点心席では
吉兆の季節の点心をいただきました
たまさか
点心席でお隣に座られた方と
親しくお話させていただきましたら
他流の方でしたが
私の師匠のことをとてもよく御存じの方だったので
驚きました
今日だけで
七百人ほどの方が来られているとのことでしたが
その中で
ご縁のある方と同席して
言葉を交わす機会に恵まれたことは
また嬉しい偶然でした