他に類を見ない大きな総合的文化体系を成している
①件p
建築としての茶室
庭園としての露地
工剣iとしての道具 美術品
動作の美としての作法
②道徳
茶道の規矩には
普通の人が気づかぬような繊細な思い遣りが含まれていて
それを見るとそういう規矩を作った人の心がしみじみと仰がれる
茶においては
日常生活では思い及ばないような行き届いた道徳がある
客に対する心入れは作法の根本であり
作法はその心の現れた形式である
③哲学
『南坊録』には深い哲学があり
『禅茶録』はその哲学を体系づけたものといえる
④宗教
茶道には茶道の悟りがある
宗教が日本茶道文化の根柢になっている
以上
「茶道の哲学」久松真一(講談社学術文庫)
P52~P55からの抜粋です
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