「利休 わび茶の世界」
久田宗也
先日手元に届いたこの本を
あらためて読み返すと
まるで目の前に久田宗匠が座られて
こちらを向いてお話下さっているかのような
親しみが行間から随所に感じられ
そのお考えや姿勢に共感し
思わず笑みがこぼれるほどです
その具体的な内容は
是非御本を注文するか図書館で探すかなさって
ご自身で読んで体感なさってくださいませ
ここでは
特に私が今回この本で学んだ新しい発見について
簡単に書かせていただきたいと思います
まずは
先の記事にも書きましたが
濃茶の飲み回しのこと
もう一つは
「小間」という呼び方のルーツとして考えられることに
「高麗カコイ」これを「こまカコイ」と読むことができること
それから
「利休形」と「利休好み」の意味
「利休形」とは・・・
利休の創意によらず
むしろ多数の人々のふだんの暮しの中で生み出され
使われてきた品から
利休が選び出し見立てて茶の道具としたもの
「利休好み」とは・・・
利休がみずから意匠し指図して作らせたもの
利休の創意になる道具
また茶室をはじめ織物とか
作法手順までも広く含めて使われる言葉
最後に。。。
宗匠が
「茶の師匠として叱られそうであるから」
と控えめに添えられた
「客の作法」のお道具を拝見し
個人的に不思議な巡り合わせを感じて
驚いています
この話は
ここでは秘話とさせていただきますm(__)m
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久田宗匠様
このような御本を後世に残して下さり
本当にありがとうございました
ゆくりなくも
これから小間での
わび茶の世界を深めていきたい今この時期に
御本を通して宗匠の教えに出会えたことを
心より感謝いたします
座右の書として
大切にさせていただきます