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今日は
社中の方々と連れだって
久しぶりに
大徳寺月次利休忌のお茶会に出かけました
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今日は
瑞峯院と大慈院の二席に参りました
瑞峯院のお席主は
飛騨高山からお越しの
川上省吾様と齢90歳のお母様
寄付には
川上不白八十三歳の画賛
本席には
如心斎一行 無
飛騨高山の川上家と表千家とは
古い御親戚関係があるとのことで
吸江斎の次女で
碌々斎の妹でもある
しん様というお方が
高山の川上家に
嫁がれたのだそうです
それで
このようなお道具組なのだと
合点がいきました
席主のお話される言葉に
中部地方の独特のイントネーションがあって
名古屋で生まれ育った私にとっては
懐かしさと親しみが感じられました
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大慈院のお席主は
高見俊一先生でした
本席の兜ィは
『江国春風吹不起』而妙斎箱
揚子江のほとり
春風が音もたてずそよそよ吹きわたる
という
のどかな春の様子を表しているそうです
まさに
お茶席日和の本日に
ぴったり相応しい兜ィでした
主茶碗の
左入作 太郎坊写は
席主のお父様が
若かりし頃
初めて求められたお道具だったとか
一方
軽やかな音の鳴る
愛らしい稲荷山の鈴香合は
お父様が生前最後に買われた品だったと。。。
巡る春を感じつつも
先代を静かに偲ぶ
席主のお心を感ずる一席でした
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三千家の菩提寺 聚光院
今日は
裏千家の独楽紋の幕がかかっています
境内に入り
利休様のお墓にお参りをし
社中の皆々と共に
参ずることのできたことを
感謝いたしました
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塔頭の塀から除く紅梅に
春の訪れを実感します
早朝
家を出る時に纏っていたコートは
お昼頃にはもはや必要なくなり
手に持って歩くほどでした
帰りに
和久傳さんのお二階『五(いつつ)』で
打ちたての冷たいお蕎麦をいただきました
最後にいただいた
濃厚な蕎麦湯が
お腹にやさしく
五臓六腑にしみ渡りました