週末に所用で三重県に出かけた折
思いがけず
二つの素晴らしいお茶席に出会いました
一つ目は
伊勢国一の宮猿田彦大本宮 椿大神社にあります
茶室 「鈴松庵」
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このお茶室は
松下幸之助翁が
寄進されたものなのだそうです
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三畳台目の小間と
十畳の広間
そして
三畳の立礼席からなる
このお茶室は
一流一派に限らず
広く一般に開放されているそうです
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広間では
お薄をいただくことができました
*
四日市のホテルに一泊した朝
少し時間があったので
ホテルの周辺を散歩していましたら
近くに公園があり
その一角に
素晴らしいお茶室が建っていました
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(写真はパンフレットより)
「泗翠庵」
傍を通りかかったところ
朝早くから
お人が集まって
月釜のご準備をなさっている様子でした
門の外で立ち止まって
しばらく眺めていましたら
お聡怩オていた男性が
「よかったら中に入ってご覧ください」と
声をかけてくださり
露地を案内してくださいました
お言葉に甘えてついていきますと
九畳とそれに続く六畳の広間を
ガラス越しに
また
小間は貴人口を開けて
四畳半台目の室内を
篤と拝見させて下さいました
このお茶室は
平成6年に
中村昌生氏の設計により
建てられたものだそうです
「泗翠庵」では
呈茶や月釜だけでなく
お香の会なども開かれ
四日市市民の文化交流の場として
広く親しまれているのだと
お聞きしました