巣鴨というのは思いのほかの寺町です。
たくさんのお寺が集まっています。
この”集まって”というのは、結構当たっているようですね。
大火で焼き出されたお寺さんが移転してきたということがあるようです。
きっと中山道があってその沿道に集落があってちょっと離れると田畑山林・・そういう風景じゃなかったかと想像されます。
その一寺、住宅街に忽然と赤門があります。
摠禅寺です。「摠」は常用漢字でないため、「総」を代用して総禅寺と書かれることもあるそうです。
なんという門でしょうか? ・・と、そのまんま「赤門」と書いてあります。好みで作れるというものじゃなくご公儀のお許しが必要な代物らしいです。
千住にも赤門寺があり、にぎわっていましたが、いずれも由緒正しいものなんでしょうね。
境内に荼枳尼天を祀ります。
元ヒンドゥー教の神で仏教が伝播する際に取り込まれた天部の尊格です。
日本では白狐に載った座像として造像されることもあってか、しばしば稲荷や伎芸天などと混同されることがあるそうです。
天部は数が多いです。
特筆として、手塚家のお墓があります。手塚って・・そう、治虫さんです。
染井霊園という都内としては広大な墓地もあり、ここを含め近隣には歴史上の大人物が多数お眠りのようです。
また、この染井こそ”ソメイヨシノ”のソメイのようですね。もう少し・・(^^♪
そして掲示板に穏やかな教えを示してありました。