12月8日、この日旧体制の日本は対米英の戦端を開きました。
ドイツ、スペインを破ったサムライ達のような活躍に国民は熱狂したと言います。
サムライ達同様本来は勝てない相手です。
軍上層部も承知していて、半年から1年暴れまくり、その勢いを駆って有利な条件で講和する、そんな構想を持ったようです。
しかし、情勢はそれを許しません。
緒戦、相手は攻められれば敗けて退がるんです。寝首を掻かれたということもあるでしょうし、戦略ということもあるでしょう。
いい気になって追いかけると補給線が延び切ったところで手痛いしっぺ返しを食います。
”では”と、小じんまりとしていては有利な講和ができませんし、近いいずれは戦力を整えて激しい反撃に出てこられます。
自分では大局を制御できない・・はまったというところなんですかね。
こうやって味方の人命でさえ知ったことではない戦闘に突入していきます。
こういう風に書いて行くとロシアが大日本帝国に被ります。
表面的には人命、人権尊重を言うでしょう。
しかし、実際のところは武器など買わなければならない”物”に対し、食糧だけで足りる格安消耗品、しかもその食糧さえ行き渡らないという・・
もちろん戦場の異常性を考慮しても罰すべき将兵もいるでしょうが、まともな訓練も受けずに的になるだけのあわれな兵もいるでしょう。
ロシア兵でさえかわいそうに思えます。
ロシアは国内的には大勝利の連続なんでしょうね。
当時女学生だった私の母は授業などほとんどなく、山に開かれた痩せた畑へ勤労動員が日課だったとか、片田舎でさえ”贅沢は敵だ”に”す”を加筆した者がいると大騒ぎになったなど・・
勝っているのに笑うことも許されず、なんでこんなにしんどく重苦しいんだろう・・と思ったと言っていました。
当然のこと思っただけです。口外は許されません・・
ウクライナだって相当の損害です。双方にとって早く戦争を終わらせないと・・
言うは易く、困難なことですね。
勝てば正義が通用し、負ければ一切の正義が邪悪となってしまう・・
そう言いながらも終結を願いたいし、もう一点日本の国防ということに対しても真摯な考察・討論を期待したいです。
・・どの国でも防衛軍であって侵略軍という存在はないでしょうし、矮小な目で見れば残念ながら戸締りをせずに寝る人もいないでしょうから・・