松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆合宿の思い出(湯河原)

2014-03-03 | 1.研究活動
 大学は、刑事訴訟法の渥美ゼミだったが、一番の思い出は合宿である。私が担当したのは渥美先生得意の捜査の原理の部分だったので、ずいぶんと時間をかけて勉強した。発表は、渥美先生の論文はではなく、立命館大学の井戸田侃先生の当事者主義的な捜査構造に惹かれて、その立場で発表した。
 なお、井戸田先生とは、その後、大阪国際大学で、私の同僚(?)となった。飄々としたお人柄で、この先生が、なぜそんな原理主義的な捜査構造観を持っておられるのか、不思議だった。

 長野の蓼科かどこかに先生の別荘があり、その近くで合宿があった。その場所がどこで、何泊したのかもよく覚えいないが、大学はやはり合宿だと思った(その時、大学の先生はお金持ちで、別荘を持っているものだと思ったが、大学教員になってみると、それが全くの誤解だということがよく分かった)。

 だから大学教員になって欠かさず行っているのが合宿である。幸い、箱根や湯河原が近く合宿先には事欠かない。ただ、私の場合は、合宿といっても、とても渥美ゼミのようなハードな研究会にはならず、むしろ重点は、夕食後、夜を通しての懇親会が中心となる。今回も笑い声の絶えない懇親会となった。
 ゼミ生それぞれに意外な一面があって、まさに人はそれぞれで価値があるということがよく分かった。

 3月は、会社説明会が目白押しで、そちらに出かけた学生や諸処の都合で参加できなかった学生などがいて、やや寂しい合宿になった。今の学生は、就活が大変で、エントリーだけでも100社以上になる。説明会に出ないと、エントリーもできないそうだ。それで疲労困憊してしまう。
 例年、卒業前には、みんなで温泉に行くが、来年は、みんな揃って、元気で行こう。
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