★協働シンポジューム（戸田市）

　暖かな土曜日。戸田市で協働シンポジュームがあった。
　協働指針ができ、その記念のシンポジュームである。私が進行係で、市民４人と市長さんがパネラーだった。
　
　シンポジュームでは、大きな議論の流れを事前につくる。何を質問し、何を議論したのかを明確にしておくためである。パネラーの市民の方は、シンポジュームの出席は初めてという人が多いので、ある程度、話す内容が分かってい他方が安心ということもあるだろう。
　
　基本的には、この流れに沿って進行するが、心がけているのは、その人のお人柄や得意分野が見えてくるようにすることである。今回も４人４様のお人柄が出たように思う。いつも思うが、本当に人はさまざまで、誰もがきらりと光るところを持っているという当たり前のことを実感することができた。

　また、今回、会場からの質問もよかった。提案型の「こうしたら」という意見ばかりで、聞いていて気持ちがよかった。ときどき、反対をするためだけにやってきて、揚げ足を取るような質問をする人がいるが、会場からの意見も、その人の人柄や普段の生活を反映するので、そういう意見に出会うと、私のほうも暗い気持ちになってしまう。怖い顔をして話している人を見ると、「もっと穏やかに」と声をかけたくなるが、それを言うと、きっともっと怖い顔になってしまうのだろう。

　戸田市の協働は７つの原則でできているが、それを７福神に当てはめている。こういう余裕が、まちづくりには大事である。