松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆『市民協働の成功法則』(水曜社)初稿が来る

2022-04-02 | 1.研究活動
『市民協働の成功法則』(水曜社)初稿が来た。

 今のところのタイトルは『事例から学ぶ・市民協働の成功法則 小さな成功体験を重ねて学んだこと』である、水曜社の「文化とまちづくり叢書」から出る。発売日は、2022/5/24とのことである。もう、アマゾンに出ている。 

 キャッチコピーがいい。『「仲良くやるから協働」というのは辞典の世界だ。一緒にやる協働もあれば、一緒にやらない協働もある。』アマゾンの原稿や帯は、出版社がつくるが、「仲良くやるのが協働ではない」というのが、新鮮で面白かったのだろう。私は、30年言っている。

 協働に関わって30年になるが、この本は、その集大成である。一緒にやる協働の成功条件を体系化してみたものである。類書はないと思う。

 水曜社は、どのくらいの大きな会社なのだろう。出版社は、名前のわりに、規模が小さいことが多い。出版点数からみると、ある程度の社員がいるのだろうか。それでも、水曜社は、社長の仙道さんが、窓口になっていて、だから、話が早い。また、作業も早い。写真の掲載で、許諾が必要と思えるところは、自ら聞いているようだ。

 無駄な作業をしないということも徹底していて、写真は、300キロバイト以上などの指示が明確なので、こちらも無駄をしないですむ。これは行政の仕事にも通じるのだろう。どんどん情報を出し、市民が、自分で決められるようにすることが大事だろう。もちろん、自分でできないところもあるが、それをフォローすれば、フォローする量も減る。

 分業体制も、割り切っていて、初稿の校正は、専門の人に頼むようであるが、下ならしの作業をして委託しているような感じがする。コストカットになっているのだろう。

 本が売れない時代なので、工夫をしないと、生き残れないということなのだと思う。

 初稿の校正期間は10日間。校正は苦手であるが、春は、仕事がないので、ちょうどよい。
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