松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆WEB委員会の座長(多摩市)

2021-01-27 | 審議会の作法
 緊急事態宣言で、多摩市の委員会が、WEB会議となった。WEB委員会の座長は初めての体験で、心配であったが、杞憂だった。基本、リアルの会議と同じだった。

 1.委員16名のうち、WEB会議参加が14名、2名は市役所の会議室に集まってのスタートだった。全員がWEBでできればよいが、無理の場合もある。この混合方式は、なかなか実践的である(今度、焼津の会議も混合方式でやる)。

 2.議論の際はミュートで、発言する際にミュート解除する。これは一般的なやり方で、特に問題はない。ただ、座長の私は、途中から、常にミュート解除とした。合いの手やうなずきを入れるためである。マロンが部屋に侵入してこないので、特に、音の問題はないと思う。

 3.発言者は、システムのついているマークを出すやり方を当初、想定していたが、実際に手を上げてもらうほうが、臨場感があっていいと思う。顔や雰囲気で、良い意見を言いそうな感じがする。やや、紛らわしいときもあるが(手を伸ばしたときなど)、「あ、手はあげてません」(笑)となり、問題ない。

 4.画面が多いと、手揚げを見逃すが、事務局がフォ~して、「○○さんが、上げてます」と入れてくれる。事務局との役割分担で、運営を一緒にやったらいいだろう(私の方は、内容に頭が行くので、手揚げまでは気が回らない時がある)。今回も、事務局がうまくサポートしてくれた。

 5.面白いことをちょっと言ってみたが、反応がわからなかった。面白くなかったのかもしれないし、リアルと違って微妙な空気の変化を感じられないというWEBならではの限界もあるのかもしれない。

 6.2時間のうち、5分休憩を入れた。家でやると、なぜかトイレに行きたくなる。部屋が寒いのか、緊張するのかは、よくわからない。でも、5分休憩は有効である。

 7.パソコンに時計がついているので、時間管理がしやすい。今回もピッタリ、8時に終わった。WEB会議のほうが、時間厳守になるように思う。

 8.詰めた議論は、リアル会議にはやはり敵わない。機械操作に、みなが慣れれば、深い議論ができるだろうが、今の所、入り組んだ議論は、リアル会議だと思う。WEB会議技術をうまく使えるように慣れば、WEBでも行けるとは思うが。

 9.最初、事務局は、ミュートをずっと解除にしていたが、誰かが発言すると、音がかぶって、聞き取りにくかった。今回だけのことかもしれないが、ミュートにしてもらって、発言時のみ、オープンにしたら、聞き取りやすかった。

 10.参加者の音がでないというケースがしばしばある。ネットで調べておけば、その原因がわかるだろう。調べてみよう。

 11.以前、ZOOMでやった会議では、メンバーの名前が表示されていた。例えば「松下委員長」。今回のシステムでは、それがなかった。職場のパソコンを使うと、名前の表示がでない場合がある。今回は16名なので、しかも5回目なので、だいたい名前と顔は一致しているので、なんとかなったが、名前表示を忘れないようにしよう。

 12.WEBだと、一人ひとりの話が短く、要領がよくなるように思う。今回は、条例の内容を逐条的に検討したので、そのせいかもしれないが、勢いで、同じ話を繰り返ししゃべるということが、抑制されるのだろうか。そういえば、大坂が、リアルな面接よりも,WEB面接のほうが、落ち着いて、自然に話せると言っていた。WEBは、話が短く要領良くなるかどうかは、会を重ねると、法則が見えてくるだろう。

 13.ややアナログ的な感じもするが、資料は、事前に打ち出し(事務局から送付)され、紙で持っていたほうがいい。画面共有すると、全員の顔が映らず、やりにくい。みなが機械操作に慣れれば、概略説明のような場合は、画面共有でも行けるだろう。当面は、紙資料を持ちながらでやって見よう。

 全体に、今度のWEB会議は、うまく行った。内容的にも、良い提案が行われ、面白かった。WEB会議方式も、使えそうという印象を持った。


 
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