松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆行動する区民会議(相模原市南区)

2014-10-22 | 1.研究活動

 区民会議は、第3期目に入り、「行動」のフェーズに入ってきた。

 第1期は区ビジョンをつくり、第2期は、区民会議が取り組みべき課題をじっくりと考えた。その中で、出てきたテーマが、若者である。平均年齢60歳代(?)と思える区民会議ゆえに、次世代に続く若者が、南区に愛着を持ち、地域で暮らし、活動することを願い、そのための施策を提案し、実践することになった。

 第3期目の実質スタートとなるこの日は、何をやるのかを検討した。
 若者が地域に住み、活動するポイントは、仕事と結婚である。結婚ついては、街コンや婚活が思い浮かぶが、しかし、街コンでは参加資格年齢が39歳までであり、平均年齢60歳代(?)の区民会議としては手に余るように思う。他方、仕事のほうは、年齢的にも、またメンバーが地域の有力者という区民会議ならば、たくさんのアイディアやアプローチが可能だろう。

 区民会議は、若者が南区で仕事をするという目標に向けて、考え、行動することになった。その際の主なポイントは、次のところである。
 ①まずは、南区にある仕事発見である。若者にとって魅力的な仕事もたくさんあるはずであり、それを発見することである。仕事の種類は、農業まで広く含めて考える。
 ②その仕事と若者を橋渡しする機会の設定である。当面は、楽しい話し合いの会を開いて、そこから仕組みに発展していくことにしよう。
 ③この施策では、若者のためだけでなく、仕事をしている人に対する観点も重要である。つまり、自分たちの仕事に誇りを持ち、自信を持ってもらえるようにするという観点も忘れてはならない。

 その他、熟議型市民アンケートもやることになった。無作為抽出は、相模原市では南区が最初に始めたが、その伝統をさらに発展させようというものである。プラーヌンクスツェレを単なるイベントに終わらせないことが大事である。

 今回は、盛りだくさんで、全員が発言するという区民会議の行動原理が実践できなかった。次回は、ワークショップを開いて、若者に紹介したい仕事にはどんなものがあるのか、若者と仕事をつなぐアイデァイを賑やかに議論することにしよう。

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