『外国人消防団員の理論と政策』はじめてpodに挑戦した。このテーマは、マニアックなので一般書籍にはならないだろうし、一度、pod版を試してみたいという気持ちがあった。podは0円で本が出せるシステムで、要するに、注文が入ったときに印刷して、出版するシステムである。在庫を持たないでいいので、少数の本でも出版できる。
『外国人消防団員の理論と政策』は、外国人活躍政策の一連の著作の延長線にある。私のブログにも一部書いている。アクセスの多いテーマで、行政区長と外国人消防団員は、双璧と言えるだろう。それだけ、論文や本がないということである。
そこで、ブログを大幅に広げて、本格的な論文にして、もともとはアマゾンの電子版で出していた。それなりにニーズがあったようだ。ところが、ある日、突然、消えてしまった。消えた理由は、よくわからない。一部、訂正をしたので、その時、変なところを押してしまったのかもしれない。
アマゾンに確認すると、あなたが、この本の著者であることを証明しろとのことである。最初に登録したときに記録などを探せば、証明できるのかもしれないが、面倒くさくなって、一年発起、pod版で出そうと思った。
まず、内容を更新した。最新データに直したほか、あいまいや記述や不足する記述を増やした。
むずかしいしいのは、pod版にふさわしい書式設定である。しかし、探すとアマゾンにひな形があり、それに当てはめればよい。うまくはまった。
一番、難しいのは、表紙である。説明をいくら読んでもわからない。表紙をつくることも必要である。そこで、いつもいろいろ相談している座間市の瀬戸君に頼んで、表紙づくりといろいろな設定をお願いした。瀬戸君には、いつもながら感謝である。
pod版をやっている会社は、いくつもあり、大手などは、全部、自分でやることになる。その分、印税などの比率が高いようだ。しかし、本で儲けようなどとは考えていないし、難しい説明を読む時間ももったいないので、今回は3spiceという会社に頼んでみた。ここは担当の人がついて、次は、これをお願いしますと言ってきてくれる。実際、よくやってくれた。
まったく無料なので、きめ細かいサービスというのは期待すべきではないが、担当の大倉さんという方が、折にふれ、作業を指示し、アマゾンへの登録などもやってくれた。
pod版は、仲介会社が、本の印刷費や手数料等を引いて、利益を出すスキームなので、本の設定単価が高くなる。それは仕方がないだろうし、これを買うのは、個人というよりも、消防署のほうの人たちなのだろうから、必要があれば公費で買うだろう。
ともかくpodができたので、ハードルが少し低くなった。商業出版にはなじまないが、まとまった記述がないと分かりにくいテーマは、podでやってみたらいいのではないか。私でも、それなりにできたので(瀬戸君の協力があってであるが)、できると思う。挑戦してみるとよい。
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新城市の川窪さん、このみさん、穂積さん、長坂さんたちと、福祉従事者を支える制度の記録本を書いていて、これができたら、送ります。買わないで。いいメンバーなので、なかなかいいですよ。
最近、浅草消防署と付き合いがあるので、紹介したいと思っています。
あと、一番上のリンクがたぶん切れているようです。