松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆ランチミーティング(相模大野)

2014-07-02 | 1.研究活動

 ランチミーティングは、昼食を食べながら、打ち合わせをすることであるが、調べてみると、その活用法といった本まで出ていて、広く行われているようだ。しゃれたオフィスで、バリバリのビジネスマンガやるような感じであるが、昼を食べながらの打ち合わせはならば、及ばずながら私もやっている。

 横浜市に中田市長がやってきて始めたのがカレーミーティングであった。ほかの自治体でもやっていたかもしれないが、持ち前の宣伝力と折からの民間的雰囲気が大いに喧伝され、他の自治体にも広がった(その後の林市長さんは、ハヤシライスミーティングを始めた)。今日ではずいぶんとやっている首長さんも多いだろう。

 その効用は、時間の節約のほか、食事しながらのミーティングは、フレンドリーになって仕事がはかどるということらしい。後者については、ややとってつけたような感じがしないでもない。

 私が初めてランチミーティングを体験したのは、1990年のはじめのころにスウェーデンの環境省を訪ねた時である。その担当者と、ランチを食べながら、意見交換をした。初めてのことで、食べることと意見交換することの両立は難しかった。ただ、軽食をしながら意見交換をするという方法は興味深かった。

 私もランチミーティングをやるが、それは時間がないからである。大学にいる日は、休みなく授業があって、ゆっくりと打ち合わせをする時間がない。だからお昼の1時間に集中する。学生がきたり、プロジェクトの打ち合わせ、あるいは来客があることも多い。そこでランチミーティングになることがある。

 この日のお昼は、卒業生のKさんがやってきた。Kさんは、社マネの1期生で、私のゼミではないが、共同調査を一緒にやった仲で、ときどき寄ってくれる。今回は、勤めているNPOがやっている講座の相談だった。そのとき、たまたま同じ時間に英文の学生たちが、食を中心とするボランティアを始めたいという相談で来ることになっていたので、引き合わせて、ランチを食べながらのミーティングになった。結局、両者がうまくつながったが、これはランチの効用だろうか。

 ちなみに私のランチバイキングのランチは、相模大野駅の小田急百貨店の500円のお弁当である。下はごはん、上はおかずという二段重ねである。ただ、ただ、この日は、Kさんに奢ってもらった。とてもうれしかった。それは昼食代が助かったからではなく、この前まで面倒見ていた学生が、私に奢れるようになったことが嬉しかったからである。

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