![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/3e/d7dc9447244ade22f901e23895128341.jpg)
講演会などで、社会マネジメント学科とは、どんな学科ですかとよく聞かれる。学生たちも就職面接の際には、よく聞かれるらしい。
私は、いつも次のように説明している。社会マネジメント学科は、提案できる若者を育てる学科です。世上、問題点をあげつらったり、批判ばかりする人もいるが、そうではなく対案を示し、問題解決までの道すじを示すことができる学生を育てる学科なのですと。そのために、私もできる範囲で、さまざまな試みを行っている。
もうひとつ、最近、感じるのは、みんなで協力、補完しながら、課題解決に向かう学生がたくさんいる学科という点である。とくにゼミをやっていて、感じるのは、学生たちが逃げたり、嫌がったりしないことである。それぞれが得意分野を持ち寄り、目標に近づいていく。だから、安心して、いろいろなことを頼むことができる。一緒に補完し合って、何かを達成したという体験をしたというのは、就活の際にもきっと有効だろう。
今年度も就職希望者は100%の就職率になったが、以上のような社マネマインドが、効果を発揮したのだろう。
社マネでは全員が卒論を書く。私の場合、ゼミ生が上限一杯の10人もいるので(教員平均は6,7名)、連日、卒論指導となっている。長い論文を始めて書く学生たちなので、指導はきめ細かくなる。多くの学生にとっては、人生最初で最後の論文なので、記念に残るものにしてあげたいと思う。
この日は、Iさん。1年生のときから私のゼミ生だった。いつも誠実なのは4年間変わらなかった。4年生になって卒論を書いていると思うと、不思議な感じがする。