「支える人を支える」まちを創る・福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例を広めるために、本を書き、共著者たちが地元のマスコミ回りをしてくれているようだ。
今は、新聞の購読者は、ずいぶんと減ったようであるが、それでも新聞の影響力は、大きい。時に、新聞に載ると、ネットに載るので、情報源の確かさと相まって、広く知られる機会となる。
今回は、前澤このみさんと長坂宏さんが、回ってくれたようだ。笑顔がいい。
それぞれのコメントも載って、記者の方の配慮が感じられる。
以下、東愛知新聞の記事から・写真も
新城市の「福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例(福祉のまちづくり条例)」の制定と、その後について当事者の思いを記録した本「『支える人を支える』まちを創る」が風媒社から発刊された。
元相模女子大学教授で地方自治研究家の松下啓一さんが、条例ができるまでの過程を解説した。前市長の穂積亮次さん、市社会福祉協議会長の前澤このみさん、新城福祉会理事長の長坂宏さん、市産業振興部副部長の川窪正典さんの4人による誌上座談会を載せている。
条例は福祉現場で働く人や市民、行政が協力しあう体制づくりのために、穂積さんが2017年11月からの4期目マニフェストに掲げていた。21年9月の市議会定例会で全会一致で可決、制定した。
前澤さんと長坂さんは19年1月に設けられた諮問機関「福祉円卓会議」の委員とアドバイザーを務めた。20年8月に条例化を答申した。川窪さんは当時の福祉部署を担当していた。
「円卓会議では福祉に従事する女性がメンバーだった。高齢者だけでなく子ども向けと、違う種類の職場を見学しあって理解が深まった」と前澤さんは振り返る。
条例により、福祉事業所から推薦のあった5年以上勤務者に「キラリしんしろ福祉賞」を贈る制度が設けられた。昨年12月にあった「第1回福祉フェス」で16人が受賞した。長坂さんは「円卓会議で現場職員から提案があった。やりがいの維持につながってほしい」と述べる。
B5判92㌻。1000円(税別)。問い合わせは風媒社(052・218・7808)へ。【安藤聡】