松下啓一 自治・政策・まちづくり

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*人事の季節

2010-04-03 | 4.政策現場の舞台裏
 春は人事異動の季節である。役所でもっとも盛り上がる話は、人事のことと言われるが、これは、よくわかる。学者は、そんなことに一喜一憂せずというが、これは組織を知らない人の議論である(学者の人たちは、学会からどう評価されるかで一喜一憂する。結局、根っこは同じ)。
 3月の末に、横浜市の廃棄物審議会があり出席した。かつて一緒に仕事をした人たちが、何人も退職とのこと。出世した人、しなかった人さまざまであるが、退職のときは、そんなことは超越する。人の評価の基準は、一様、単純ではないということである。
 小田原市で、自治基本条例を一緒に作っているIさんも1年で異動。おかしな人事だと思ったら、秘書課に引っ張られたとのこと。なるほど。
 秦野市で、コミュニテイを一緒にやったI課長も退職とのこと。妙に馬が合い、仕事が楽しかった。人懐っこい笑顔で、町内会長さんたちの懐に入り、仕事をするひとで、自治体では、こういう人たちがコミュニティを支えている。こんどは地元で、がんばってもらいたい。
 米子のめぐちゃんとは、3月の最後まで仕事をした。お嫁さんで青森に行くが、これにまつわって、いい話があるが、別の機会に紹介しよう。
 そのほか、とても書ききれないが、私がかかわっているところすべてで、異動があったということである。
 あのまま、市役所にいたら、私は来年退職になる。どのポストで退職となるかを考えることがあるが、組織の息遣いがわからなくなってしまった、最近の私には、かいもく見当がつかない。ただ、窓際であることは間違いないであろう(窓際で思い出すのは、総務の特命係長のころ、偉い人が並ぶ一画、大きな柱の裏に私の机があり、朝、まずコーヒーをいれて、窓の外の景色を見ながら、ゆっくり飲んでから仕事を始めたころを思い出した。激務であったが、ここでの仕事のやり方が、今日の私の仕事の仕方の原型となっている)。
 新しいところで、大いに奮闘してほしい。
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