松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆協働と総合計画8 基本構想と基本計画で主体(主語)が違うパターン(三浦半島)

2018-12-15 | 総合計画

 基本構想と基本計画で主体(主語)が違うパターンがある。府中市の総合計画がこれにあたる。

1.基本構想と基本計画とでは、主体が違う。
(1)基本構想
基本構想は、市のまちづくりの基本的な理念であり、市の目指す新しい都市像及び将来の基本目標を示している。市民とともに市が協働して達成を目指す計画と位置付けており、市民と市が協働で策定している。

(2)基本計画
基本計画は、基本構想における都市像及び基本目標を実現するために、市が取り組む施策の体系及び基本的方向を示すものである。 財政的な見通しを踏まえた上で、施策ごとの主要な事務事業や、分野横断的に取り組む「重点プロジェクト」などを示している。
市が責任を持って達成を目指す計画と位置付けており、市が主体となって策定している。

2.基本構想は、理念、方向性のようなものが中心なので、「わたしたち」を主語として書くことができる。しかし、これを基本計画でやろうとすると、行き詰る。「私たち」という施策はそうあることはではない。施策なので、行政計画とするのは、実践的である。

3.このパターンは府中市の総合計画で、これはよくできていると思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆協働と総合計画7・公共計画... | トップ | ☆協働と総合計画⑨ 策定時の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

総合計画」カテゴリの最新記事