松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★みんなでまちづくりーそれぞれの役割と責任(兵庫県・三田市)

2010-12-05 | 2.講演会・研修会
 三田(さんだ)市といっても、その場所を知らない人も多いのではないか。尼崎から福知山線に分かれて、快速で30分くらいである。途中、渓谷美の川を渡り、岩肌も荒々しい山をすぎると、盆地にまちが広がってくる。
 私も三田市の来たのは今度で二度目であるが、三田市は、実はとても馴染みがある。
 大阪国際大学にいた頃、大学は学研線の長尾にあったので、京都の最南部の京田辺から電車に乗ったが、その行き先は新三田行であった。ただ、京都の南から大阪、尼崎を経由して、新三田へ行くので、福知山線のほうで信号故障などがあると、てきめんに影響して電車が遅れたのである。学研線は、松井山手から先は単線だったので余計だった。三田で蝶が羽ばたけば新田辺ではハリケーンになったのである。
 その三田市で、市民活動事業助成金説明会の前座で、「みんなでまちづくりーそれぞれの役割と責任」というテーマで話をした。時間は50分なのであまり脇道に入らず話をした。質問は5分という予定であったが、質問がいくつも出た。印象的だったのは、長々話さず要領のいい質問だったこと。これならば、舞台の上と下とでなく、車座でやり取りすれば、より深まった意見交換になったろう。講演会のやり方についても、様々あってよいだろう。短時間だか、凝縮した会になったと思う。
 この三田市では、自治基本条例をつくっているが、ここでは市民、行政、議会が条例案を出し合って、それを三者で合意するという進め方をやっている。おそらく全国初の試みであろう。それぞれの意見を聞き、そして妥協するという民主主義の実践である。担当する事務局は、とりわけ大変で、心配だと思うが、必ず成功するので、あせらず、あわてず、着実に歩を進めてもらいたい。奮闘を期待したい。
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