『野生生物レスキューセンター』は、大規模なので予算確保や設計に時間がかかります。
しかし、ゾウがアブラヤシのプランテーションに入り込む数が増え、
捕獲して保護区に人間の手で戻すことが追い付かなくなりました。
そこで、とりあえずその場から移動させ、一時的に保護する施設が緊急に必要になりました。
それで、「レスキューセンター」第一期工事として
ゾウのパドックとレスキュー活動ができる施設が建設されました。
ゾウのパドックは、柵方式です。
柵方式は、地形なりに設置できる、工事に時間がかからない、柵の間から人間が逃げられる、風が通るなどの
利点があるそうです。
ゾウは、鼻を巻いて樹木を倒すので、鼻を巻くことができないように柵の外側にはトゲトゲがつけてあります。
保護したゾウのケアをするスタッフが生活できるように
スタッフコートも用意されていました。
井戸を掘って用水を確保します。
日差しが強いので、天幕で日陰を作ります。
耐久性のある布なので、雨にも太陽光にも負けないそうです。
様々な工夫がされていますが
今までにないタイプの施設なので
実際に使ってみて、悪いところ、不便なところは改良していくそうです。
センター全体を上から眺めようと、みんなで丘の上に上りました。
時計草、オジギソウなど、様々な植物も見られました。
ここでも、みんなで記念写真を撮りました。
『野生生物レスキューセンター』については、BCTジャパン通信6号を参考に書かせていただきました。