キナバタンガン川に沿って広がる熱帯雨林・・・。
そこで、出会った野生のオスのオランウータンです。
今年は、木の実がたくさん生っていました。
彼は、マンゴーを食べ続けます。
マンゴーと言っても、私達が食べている赤く熟したものとは違います。
オランウータンは、一日のほどんどを食事に費やします。
オランウータンが、自分が食べていたものを
私達の足元に落としました。
オランウータンってどんな風に木の実を食べるか知っていますか?
一つの例だけで判断はできないと思いますが
丸ごと一個を食べきるのではないようです。
足元には、彼が落としただろうマンゴーの皮が落ちていました。
だから、私達がりんごをかじるみたいに
皮と少しの実の部分をかじるのでしょう。
そして、全体をかじり終わると下に落とすようです。
地面に落ちた実は、他の動物のえさになるかもしれません。
また、動物に食べられなかった実は
新たな芽を出すことでしょう。
やっぱりオランウータン、彼らは種をまくヒトなのでした。