H28年12月定例会5つの中の3っつ目の質問
今後の伊具高校の在り方と高校生のために丸森寮と仙台寮を
町長答弁全文
現在の伊具高校は、H11年から総合学科に改編され、農学・機械・情報・福祉の4系列による体系的な学習が進められており、就職校としての性格から卒業生の就職率は高く、また近年は進学する生徒の割合も増えている状況にあります。しかし、少子化等の影響もあり、ここ数年は、入学定員割れの状況が続いているようであります。
私はH26年8月に七ヶ宿町で開催された「第18回宮城県南サミット」において村井宮城県知事に対し「今後の伊具高等学校に期待するもの」として、次のような堤言を行いました。
「伊具高校は、伊具・角田のみならず、仙南地域の教育文化の拠点であり、地域や県内外を担う人材を多数輩出してきた。伊具高校の存続は、今後とも伊具・角田地区を中心とした地域の活性化・産業経済の発展に直結するものであり、もし、伊具高校が統廃合となれば、地域の過疎化を加速することになる。これからの伊具高校は、「総合学科」としての特色化を図り、例えば「バイオ学科」などの学科を設け、ニーズが高く魅力的な学校となるよう改革を進めてほしい。」と私が常に考えている思いを要望として伝えております。
これに対する知事の回答は、「今後、県内では生徒数の減少が見込まれる。県教育委員会においても、県内の高校生の在り方について具体的に検討していく状況にある。伊具高校については、バイオ等に特化した科目が設定され、ニーズに合致した教育活動を展開していることは承知している。引き続き社会環境や経済環境の変化を注視し、仙南地区を支える人材を育成する地域の高校として頑張ってほしい」と言うものでした。
私としては、これからも、伊具高等学校が「総合学科」として「特色を活かしたニーズの高い魅力的な学校」となるよう県に働きかけてまいりますので、御理解をお願いいたします。
なお、町営の寮の整備については、現時点での検討課題ではないと認識しておりますので、御理解をお願いいたします。