移住定住・起業支援について
H28年12月定例会5つの質問の中の4つめ
町長答弁全文
「人と地域が輝き、豊かで元気なまち・まるもり」を実現するためには、人口減少の抑制はもとより、若い世代層の定住が大変重要であると考えており、そのため、企業誘致活動に力を入れ、雇用の場の確保に努めてきたところであります。
また、今年度は、町内15社合同による高校卒業予定者への企業説明会も開催しました。
昨年斎理屋敷内に設置した起業サポートセンター「クラスタ」での支援業務につきましても、新ビジネスの創出を図ることにより地域産業の活性化及び雇用創出に結びつくことを期待しているものであります。
このクラスタでは、相談業務のほか、町内での創業等を検討している方に、インターネット環境などを共有しながら、町内での事業展開の可能性を確かめることができる「コワーキング・スペース」の提供も行っており、現在、企業の方や個人など、複数の方にご利用頂いているところであります。
また、町全域に光回線が整備されている利点を活かし、IT関連企業誘致を促進するため、建物の賃料や通信回線使用料などの一部を3年間助成する制度を今年より創設したところであります。町担当課とクラスタ、さらには関連機関の協力などをいただきながらIT関連企業の誘致に努めてまいります。
さて、創業まもない企業に対し低賃料スペースやソフト支援、空き家を活用した企業オフィスの提供などを行ってはどうか、というご提言でありますが、本町といたしましても、大変関心のあるところであり、現在、先進的取り組みの情報収集に努めているところであります。
まずは、現在の取組による成果を積み上げ、本町での企業・創業の機運を高めるとともに、御提案頂きました内容につきましても検討してまいりたいと考えております。
次に、移住定住対策に関する点でありますが、移住のお試し体験をする通称「移住体験」は移住定住の取組が進む西日本のほか、宮城県内では栗原市、登米市、女川町が事業を実施しており、大崎市、七ヶ宿町、川崎町が利用開始にむけて、準備を進めている状況であります。
本町も今年7月に「宿泊体験事業」の要綱を整備し、上滝にある町有施設を活用し、年内の利用開始に向けて、準備を進めているところであります。
町内の、特に筆甫地区や耕野地区において、住民が主導する移住定住推進の取組の中で、空き家や民泊を活用した短期滞在の体験を行っており、今後、町でも各地区との連携を図りつつ事業を進めてまいりたいと考えておりますので、引きつ頭き御協力をお願いいたします。