岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, sewing notes.

着物や和裁を紹介しています。
Introducing kimonos and kimono sewing.

I make HAORI. 道中着風にもなる羽織を縫います。

2020年05月09日 18時30分02秒 | 羽織

 

ハイムラヤさんのコットンウールの阿波しじら(15.400円)といち利さんで購入した羽裏(7.000円)を使い袷の羽織を作ってみました。
普段着の羽織として考えたので自宅で洗う事を考慮して表地と裏地とも水通しと蒸気アイロンの地のしをして十分に縮めてから仕立てました。
水通しと地のしをした後の表地の長さは3丈3尺8寸4分(12m79cm)になりました。コットンウールは水通しと地のしをすると大体、6寸(23cm)位縮みます。
横幅はほとんど変わりませんし色落ちも大丈夫そうです。
着用する季節は寒い時期を想定して作りました。簡易的ながら前合せになる道中着風にすれば羽織よりは暖かいと思います。
サイズ的にも身長が172cm位を想定して、肩からの羽織丈が2尺9寸2分(110.4cm)で裄が1尺9寸4分(73.33cm)に仕立てましたので、殆どの方がこれらの布地で対応できると思います。
今回は見送りましたが、残り布でポケットを付けても良いのではと思いました。
思うのですが式服の着物はフォーマット決まっていますので海外縫製で対応できると思うのですが、どんな形にしてもそもそも正式な場所に着てはいけないのが普段着の着物です。
ならば自分が着たい形にするのは何の問題も無いと思います。ただネックはそれをオーダーで作るとなる作り手に自分の要望を正確に伝えなくてはならず、海外縫製ですと複数の人にそれをしなければならずおそらく縫い手の方の間には言語の壁がありそれをクリアーするとなるとそれなりの費用がかかると思います。
針を使わない方法で事を済ます事ばかり考えずに針を使って自分の着たい着物をつくりませんか。
自分なんかはうそつき襦袢の替え袖をマジックテープで付ける方法の、マジックテープを身頃と袖に装着する手間を考えると、多分普通に運針で袖を縫い付けると思います。

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和裁、羽織の衿先の縫い方(動画編)

2008年03月05日 21時51分39秒 | 羽織
今回は自分がしている羽織の衿の衿先の作り方や躾の形などをご紹介いたします。(職人さんごとに衿のたたみ方など、色々なやり方があります)
 私は今のところ衿付は2分の深さで縫い、衿先は1分のきせでくけ側は5厘ひかえてます。(きせ普通は4分位です)
動画は衿先縫い→縫込みをおさえる→千鳥がけ→衿の躾の順になっています。
写真は和裁のテキストの羽織の衿先のページです。詳細を知りたい方は日本和裁士会発行のテキストか教科書をご覧下さい。
 動画はこちらです、アップする容量の関係で分割しました、ご面倒ですが一つずつクリックをお願いします。
衿先の画像1 衿先の画像2 衿先の画像3
衿先の画像4 衿先の画像5 衿先の画像6
衿先の画像7

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