岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, sewing notes.

着物や和裁を紹介しています。
Introducing kimonos and kimono sewing.

ものすごい!これってきわもの?

2005年03月29日 14時44分15秒 | 未分類
お客様には色んな好みをお持ちの方がいらっしゃるようで、テレビや(普通の)雑誌で着物を特集するときに、とても掲載出来ない柄に何回かお目にかかった事が有ります。
 髑髏や骸骨などはまだ可愛い方で、百鬼夜行の妖怪の総柄の訪問着には驚きました。ちなみにこの訪問着を誂えたお客様は、このブログで紹介した丸京さんという呉服屋さんの社長さんです。(女性です)
 あと今の日本では、モザイク無しでは公開できない、春画(江戸時代のエロ画)の柄の羽裏を使った男物の羽織なんかがあり、しかもこれは洗い張り品でした、余程気に入っていたんですね。 
 今はそれらの写真を撮って無かった事を後悔しています。
 私的にはこれらの柄は大好きですので、きわもの柄の情報をご存知の方は教えて頂ければ幸いです。出来れば写真付でお願いします!

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ホームページが変だ

2005年03月28日 08時58分03秒 | 未分類
自分のホームページに知っている呉服屋さんの情報を載せたつもりが、ページの保存とリンクの設定を間違えた為、変なページになっていました。
 ようはページを創りっ放しで確認しない私が悪いのですが、5日間もそのまま放置していたなんて恥ずかしいです。
 気を取り直して共衿の続きですが、花嫁さんが着る打掛と、亡くなった人が着る経帷子には共衿を掛けません。理由は、今は打ち掛けはその範囲では有りませんが、どちらも2度着る物では無いからと教わりました。
 余談ですが花嫁さんが持つ懐剣も今の長さでは短過ぎ、刃が心臓までとどかないので自害するのは無理だと、別注で昔の長さの懐剣袋の仕立をした事のある先生に教わりました。

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今更聞けませんが

2005年03月26日 22時11分49秒 | 未分類
今更聞けませんが、共衿丈ってどの位の長さが格好いいんでしょうか?
 共衿は首に接する為、汗やファンデェーション等で汚れ易いですよね。
 和服が普段着だった頃は、庶民は日本手拭等、洗い易い値段の安い生地を掛衿にしていたと聞いています。
 その汚れ易い処に身頃と同じ布を使うのですから、何回も着る事を前提にしない、まだ布が貴重品だった頃のファーストクラスの人たちのステータスシンボルだったのでしょうか?
 で悩みます、共衿ってどの位の長さが格好いいんでしょうか?
 繰越によっても違いますが、仮に繰越が5分で内揚げの縫い目が肩から1尺5分の位置は、背中心から測ると1尺3寸8分になります。
 掛衿が共布で有る事を強調するなら着付けた後、帯の上に共衿の縫い目を出した方が目立つ様な気もしますし、縫い目が帯の下に入る位共衿丈を長くしても、その分生地を使うのですから、隠れた贅沢ともいえますよね! 半端職人の妄想でしょうか。
 じゃあ今迄どうしていたのかは、聞かないで下さい。

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呉服屋さんの売り出しの情報2

2005年03月25日 15時35分37秒 | 未分類
ちょっとお知らせするのが遅くなりましたが、今日25日から3月27日迄、以前母が仕立の仕事をしていたお店で売り出しがあります。
 そこは呉服の現金卸問屋で名前を埼玉織物株式会社と言います。普通の日でも小売はしていますが売り出しの期間は更にお買い得な商品が豊富になります。
 住所は埼玉県さいたま市浦和区常盤9-21-9で、交通はJR京浜東北線の北浦和駅西口下車、徒歩5分ぐらいで北浦和公園の前です。
 電話番号は048-831-2710、FAXは048-831-2738です。
 PC版の岩佐和裁のホームページの呉服屋さん情報のページで地図を検索することが出来ます。

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前上り、前下り

2005年03月24日 08時55分47秒 | 未分類
並寸法で仕立てた着物や襦袢には裾の裁ち切りを、脇から褄下にかけて斜めに曲げなくても、前上りが付きます、抱幅が前幅より4分狭いのと、合褄幅をおくみ幅より2分狭くするのがみそで、紙などを前身頃とおくみの形に切り、くっ付けてみるとよく分かりますが、前身頃は裾と脇、おくみは裾と褄下の角度が90度で、おくみ付けでは前身頃とおくみ共、裾に対してだいたい88度ぐらいの角度が付き、この角度がおくみ付けから褄下にかけて裾線を上げる役目をします。
 また胸の豊かな人が長襦袢等に乳しろ(前身頃を後身頃より1寸程度長くし、身八っ口で長くした分をつまんでから脇縫いをします)を付ける事が有りますが、これは胸の豊かな方は脇から褄下にかけて裾線が上り気味になるので、それをカバーする為の前下りの事です。
 また前幅やおくみ幅を通しにすると裾との角度が脇縫い、おくみ付け、褄下と全て90度になりますので前上りは付かず、体格のいい方が裾線が上り気味になる場合、それをカバーします。

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女並

2005年03月23日 21時13分03秒 | 未分類
女並、関東関西で若干の違いは有りますが、和裁には雛形とも言える寸法が有ります。
 女優さんで言えば身丈は違うかもしれませんが、深津絵里?さんぐらいの方の寸法だと思います。
 身長150cmぐらいが女並の基準の身丈で、身丈4尺、裄1尺6寸5分、肩幅8寸、袖幅8寸5分、褄下2尺、後幅7寸5分、前幅6寸、抱き幅5寸6分、おくみ幅4寸、合褄幅3寸8分、繰越5分、袖丈1尺3寸、袖口6寸、袖付6寸、とこんな感じで全体のバランスをとります。
 羽織は羽織丈2尺、裄1尺6寸6分、肩幅8寸、袖幅8寸6分、繰越7分、後幅7寸5分、前幅5寸のへら、前下り7分のへら、衿幅1寸5分、まち幅1寸5分、まち頭5分、身八ッ口2寸5分、袖丈1尺2寸5分、袖口6寸、袖付け6寸1分、衿幅1寸5分で、コートはコート丈2尺1寸5分、裄1尺6寸7分、肩幅8寸、袖幅8寸7分、繰越8分、後幅7寸5分、前幅5寸3分のへら、身八ッ口2寸5分、竪衿幅4寸、袖丈1尺2寸7分、袖口6寸、袖付6寸2分、でこれらをもとにそれぞれの寸法を考えます。
 和裁を始めればまず最初に覚えさせられる寸法ですが、よく考えると一つ一つの寸法が実によく考えられた寸法だと言う事に改めて気付かさせられます。


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呉服屋さんの売り出し情報

2005年03月22日 17時25分12秒 | 未分類
私が上野和裁にいた頃、取引が有った呉服屋さんで、私も何回か買い物をしたことの有るお店から、売り出しの案内状が届きました。
 どういう仕入れをしているのか?と思うほど安いです。
 携帯版のホームページにも紹介しましたが、これはと思う品物を幾つか紹介しようと思います。
1、京友禅黒留袖模様、参考小売価格380.000円程度の品が84.000円
2、紅型振袖模様、参考小売価格380.000円程度の品が105.000円
3、逸品振袖模様、参考小売価格780.000円程度の品が250.000円
4、西陣本袋帯、参考小売価格380.000円程度の品が85.000円
5、西陣なごや帯(正倉院紋全通)参考小売価格88.000円程度の品が23.000円
あと、本場塩沢紬52.500円、米琉紬着尺15.000円、江戸小紋着尺52.500円、京友禅小紋着尺21.000円、草木染色無地(八掛付)21.000円等多数有ります。
詳しい内容についてはPC版のホームページの、呉服屋さん情報のページに案内状の写真をUPして有ります。
 一応案内状持参と書いてありますが、前もって電話をすれば何とかなると思います。だめな時は電話かメールして下さい。一肌脱ぎます。
追伸
 お店の名前は染芸丸京(せんげいまるきょう)
 電話:03-3952-6311
 住所:〒171-0031東京都豊島区目白5-21-15
 営業時間:午前10時から午後5時まで
 交通:JR池袋駅より西武池袋線の各駅停車(準急、快速は止りません)に乗車、池袋駅より一つ目の椎名町駅(南口)下車ゆっくり歩いて2分のところです。

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和裁士のわがまま2

2005年03月21日 19時16分11秒 | 未分類
今回は和裁士のわがままと言うより私のわがままです。
 まずは躾は出来るだけしたくない、躾糸には深い意味が有るのは分かりますが、お店ごとに細かい違いが有り、覚えるのが大変です。お店の人が言うのには他店との違いを出すためで、いわゆる証明書みたいな物とおっしゃいますが、どうせ着用する時にははずしてしまうのですから、躾をどこにするとか、どんな躾にするのかは仕立屋に任して貰いたいです。お店の商品であることを証明するなら下前の衿先裏などにICタグとかQRコードを付けるとか他に、もっと便利な方法が有ると思います。  ちなみに私は、躾は5分飛ばし(拍子木躾)が一番好きです。


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和裁士のわがまま

2005年03月19日 07時50分55秒 | 未分類
こんな事を言うとお客様は絶対怒ると思いますが、仲間内でどういう和裁の仕事が理想か?と話していて、出来のいい仕事をしてお客様に喜んで頂き、高い仕立て代を頂くのが理想だと、無難にまとまりそうな時に仲間の一人が、それも言えるが本音を言えば、出来の悪い仕事でお客様が喜び、高い仕立代を頂くほうがもっといいと言い、一同思わず、うなずいてしまいました。
 とっても不謹慎ですよね。
 お仕立をするときには、生地代はお客様持ちですから、仕立屋とすれば値段が高くても、生地や糸の質がよく綺麗に仕立上がる品物の方がいいです。
 そんな訳でお客様のご予算をまったく無視をして、仕立て屋のわがまま優先で選んだ生地をいくつかご紹介します。
 まず長襦袢や着物地では、伊と幸、胴裏では"カタクラ"がよかったのですが生産をやめてしまいまして、その他ではグンゼの絹ばらでしょうか(匁の重い方がいいです)。ウールでは"しょうざん"ブランドがお勧めです。


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背からと肩から

2005年03月17日 19時20分32秒 | 未分類
着物の寸法表記で身丈や乳下り等は、背から測った寸法を書く方法と、肩から測った寸法を書く方法が有り、着物を仕立てるには出来上がりの寸法に縫い込みぶんをプラスして、へらつけをしますので、数字で説明すると身丈4尺、繰越5分、衿の付込み5分での縫い込みは、背からの身丈では繰越5分+衿付込み5分+裾合せぶん3分+縫い詰まりぶん2分で4尺1寸5分の身丈のへらつけをします。
 肩から4尺では裾合せぶん3分+縫い詰まりぶん2分で4尺5分のへらつけをします。
 同じ身丈4尺でも繰越が1寸で、衿の付込みが5分なら、背からの身丈のへらは、繰越1寸+衿付込み5分+裾合せ3分+縫い詰まり2分プラスして4尺2寸に、肩からの時は裾合せ3分+縫い詰まり2分をプラスして4尺5分のへらです。
 どちらかとゆうと身丈は背からの方が多いのですが、たまに肩からの時も有るので間違え無い様に注意しています。
 羽織の乳下がりは背からの方が、肩からよりも衿肩明ぶん、だいたい2寸5分ぐらい長いので身丈よりは間違えにくいです。

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