衿の中に納まる身頃と衽の縫代と三つ衿芯折りたたんで縫い止めます。
身頃と衽の縫代はボール紙よりも狭く折り畳み、ボール紙は地衿と衿と衽の縫代の間に差し込み、衿付けの衿の縫代の縫目のきせ山にいきつけます。
そして衿肩明の方から折りたたみます。
衿肩明の衿の付込みの縫代を十分に伸ばします。
衿肩明の衿の付込みの縫代がつれない様に背縫いは衿の付込みの1分(0.378cm)上から縫います。
共衿と地衿の間にボール紙を入れて共衿まで針が通らない様にして衿幅の半分位の処を、共衿がかかる部分の折りたたんだ縫代を地衿に縫い付けます。
ボール紙の大きさは縦が1尺(37.8cm)で横幅は衿幅よりも1分(0.378cm)狭い1寸4分(5.292cm)にします。
衿先を縫い縫代を折りたたみます。
衿先のきせは衿付け側が1分(0.378cm)で衿くけ側は衿付けと衿幅の折山の両側から3分(1.134cm)中の間を5厘(0.189cm)にして出来上がりで衿くけ側に5厘(0.189cm)の見返しが見える様にします。
衿先の縫代の折りは衿付けの折りは表と同じ出表にして、くけの折りは表は出表ですが縫代の中は中表に折ります。
衿先縫代の中の衿付けの縫代は裁切りまでに1分(0.378cm)広く折ります。
そして衿先の縫代の幅を衿幅よりも狭く畳んだら衿くけの折りを衿付けの折りに沿わせるようにして中表に折ります。
衿先の縫目の両端に1分(0.378cm)のきせがかかり衿くけ側に両側から3分(1.134cm)の9分(3.402cm)の間に5厘(0.189)の見返しが出来ます。
衿先を表に返して衿先から1寸(3.78cm)の処と共衿かけの衿付け側と衿くけ側のきせ山と共衿山と背縫いのきせ山を合わせて待ち針をして、釣り合いが平らなのを確認して、下前の衿先から上前の衿先に向かって衿くけをします。
衿くけは衿付け側は衿付けの縫い目の上を、衿くけ側は衿くけの折りの5厘(0.189cm)内側をくけます。
衿の始めと終わりの衿くけは衿先の縫いのきせ山のぎりぎりの処からくけて、衿くけ側の衿先のきせ山と衿くけの折りの1分(0.378cm)内側の処に地の目2本分位の針目を出します。
衿の仕上げは直本工業の蒸気アイロン(ASL-621)と和服の仕上げ台(FBZ-300)を使いました。
後はせんたくをした時に衿先の縫代が動かない様に、衿先の縫代の裁切から3分(1.134cm)位内側を衿くけ側の地衿に3分(1.134cm)位の間隔の地の目2本位の針目の隠しで縫い付けます。
隠し縫いの縫い始めと縫い終わりの糸の結び目は衿の縫代の中に埋め込みます。
隠し縫いをする処の印はフリクションペン使いました。
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