岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, sewing notes.

着物や和裁を紹介しています。
Introducing kimonos and kimono sewing.

羽織コートとキッチンコートの試作品

2005年04月29日 16時19分24秒 | 未分類
 
いやー今日はほんとに暑いです、その上還暦でもないのにT158cmの自分をモデルにして妙な写真を撮影したのでよけいに暑いです。
 以前に羽織コートもどきの袖無しの試作品の紹介をしましたが、やはり袖の付いた完成品でないと全体のイメージがつかめないので、7分丈の試作品を作ってみました(でも生地は相変らず赤の色モスです)左が羽織バージョン右がコートバージョンです。
 それと着物が話題の皆さんのブログを読んでいて、ふとロング丈のキッチンコートなんか面白いと思い和裁の教科書片手に試作品を作ってみました。
 写真では分かりにくいですが、袖は船底で袖口にゴムを入れ、上下前身頃の脇にポケットを付け裾返しを多目にして10cm位は丈が出るようにしました。(ちなみにモデルは男ですが試作品は全て女物です)次は生地は茶色かダークグリーン系統の無地の紬に撥水加工をして作ろうかと思っています。
それにしても変な写真です。やはり和服用のマネキンが欲しいです。お値段は腕付きで3万5千円、さてどうしたものか。


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縫い取りお召の写真

2005年04月17日 19時06分45秒 | 未分類
土曜日に”なごやか会”とゆう名の和裁士仲間の総会があり、その席で先輩先生に二種類の縫い取りお召のハギレを見せて貰いました。

左から順に表側、裏側の縫い取りお召の写真で、全て新しい物です。
先輩先生によると高島屋さんで年に5枚ぐらいしか売れないそうですが、安くても50万なら納得です。でもすっごく見事でした。


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鍋つかみ

2005年04月13日 17時31分53秒 | 未分類

上の写真は鍋つかみの試作品で、寸法は縦2寸の横7寸で中に薄く青梅綿を入れました。
 市販の物はミトンタイプがほとんどですが、和風な感じを出す為今回は出来るだけシンプルな形にしました。
 と云うのはたてまえで実際は裁断で残った半端な布が溜まり、といって捨ててしまうのはもったいないので、手芸センスゼロの私が苦しまぎれに作った物です。
 それで母に「鍋つかみなんかに使える?」と見せたところ、「正絹の鍋つかみなんて贅沢でとても使えない、たとえば人形のショールにするとか、猫の衿巻きにしたら」と言われてしまい、でもわが家は猫は飼ってないし、そんな人形もありません。やっぱり鍋つかみにしかならないと思います。パールトン加工でもして汚れにくくすれば、使ってくれるでしょうか?
 裏側はぼかしの裾廻しの試し染めの部分(ぼかしの裾廻しにはたまに、試し染めの余計に染まった部分があります)を使いました。下の写真がその裏側です。

 他にも縞の木綿の端布(下の写真)なんかもあり、何に使えるのか今のところ思い付きません。
 携帯電話のホルダーや、ティシュケースや財布なんかではありふれていて、いまいちぴんと来ません。
 なんかいい利用方法がないもんですかね、小さい布がほとんどなので、接ぎでも入れないかぎり、そんなに大きな物は作れませんしね。


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初めてユザワヤさんに行きました。

2005年04月11日 20時42分36秒 | 未分類
gooブログは利用者が増えているせいか、ここのところアクセスが集中する午後9時位から、つながりにくくなり、昨夜も新しい記事の投稿をしたのですがエラーばかりおこし、タイトルしか更新出来ませんでした。
 気を取り直して、再度投稿します。
 昨日浦和のユザワヤさんに初めて行き、その売り場面積の広さに驚きました。
 今回は買い物時間が1時間位しか無かったので、生地売り場をざっと眺め、着物の押しをする為のボール紙などを買うのが精一杯で、本当はいい生地があれば買うつもりだったのですが、全てメートル表示で、鯨尺と換算表を忘れた私は用尺の計算不能に陥ってしまい、断念しました。
 でもワンフロアーが全て生地売り場で、和風柄の生地はもちろん、着物地には無いデザインや布幅の生地を切り売りしてくれるので、従来の着物はどうしても反物の幅や総尺に縛られデザインが限定されがちでしたが、たとえば裄が長く、身幅が狭い方に対応した袖幅がうんと広い袖の形や、コートの衿型などいろいろ工夫して、今迄無かったそれらの枠に囚われない物が作れたらと思います。
 値段も1メートル1000円位の生地もたくさんあったので、今度行った時には何か買えればいいなと思います。
 でもデザインを考え、裁断し縫い上げる事は私の最も苦手とする事なのでいつになることやら。


 ところで話は変りますが、以前紹介した丸京さんが、4月15日(金)から25日(月)迄売り出しをします。営業時間は午前10時から午後6時迄です。詳しいことはPC版、携帯版のホームページに載せてありますが、今回もなかなか面白い商品が沢山有るようです。

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鈍角の道行衿の角

2005年04月09日 19時12分48秒 | 未分類
大抵の道行コートの角は直角なので、直角以外の角は作った事がありませんでした。
 ただこの角度もデザインと考えればいろんな角度の角があってもいいと思う物の、実際作ろうとするとなかなか難しい、最近は羽織のほうが人気だし、怠け者の私はこの問題をずっと先送りにしていたところ、先日ある事がきっかけで買い求めた森田空美著の”知的きもの入門”の104ページにその角のコートが載っているではありませんか、こうなりゃ作るしかないと角の部分縫いのみですが、挑戦して何とか作り方が分かりました。
 でも一つ分かると直に別の分からない事が出てきます、あの104ページのコートの竪衿のうち合わせの幅の中心の小衿の処にスナップは付いているのでしょうか?
 コートってくるみボタンやスナップを付ける位置も結構微妙なんですよね。
 写真は、また赤い布の部分縫いですが、始めて作った鈍角の道行衿の角です。

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(羽織+コート)÷2=??コートもどき

2005年04月07日 21時53分25秒 | 未分類
こんな事をしていると柏の先輩先生に、ユザワヤあたりで生地を買い本物を仕立ればいいのに言われそうですが、今の私の実力ではこれが精一杯です。
 で、なんとか形にして思ったのですが、このコート(羽織)もどきは?7分丈位が格好いいな、と思いました。
 部分縫いは諸事情により身丈1尺8寸の袖無しです。
 写真は羽織バージョンです。


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(コート+羽織)÷2=??道中着もどき

2005年04月07日 19時06分24秒 | 未分類
上野和裁で修行中だった頃、一枚でコートと羽織が兼用出来るうわっぱりを作りたいとゆう注文が有りました。
 私はまだ何とか着物らしき物が縫える程度でしたので、縫わせて貰えませんでした(実際は難しそうだったので逃げた?)出来上がりも見せて貰い、先生にどのように頼んだかは忘れましたが、デザイン画まで頂き、今回その絵を参考に、身頃と衿の部分縫いを作ってみました。
 そのコート?はコートの時は道中着みたいで、衿を折ると何となく、羽織みたいに見えます。本当は洗い張りをすれば、羽織や道行に仕立直せる様にしたかったのですが、私の弱い頭では衿型の形に縫い込みを落とさないと衿を作る事が出来なかったので、この形のコートにしか仕立直しが出来そうも有りません。
 先生が考えたコートは、その辺のところがうまく出来ていたのかもしれませんが、私はニワトリよりはましですが、10歩も歩くと物を忘れてしまう体質なのでこの程度の物しか作れませんでした。
 でもせっかく作ったので写真を載せときます。
 まずはコートバージョンです。

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着物の本を見て思う事

2005年04月05日 21時26分42秒 | 未分類
最近和服関係の本で、森田空美著の”知的きもの入門”と名和好子著の”きもの遊び”の2冊を買いました。
 なかなかいい、しかも面白い、でも森田さんの本に載ってる着物の生地は高そうだし、名和さんの”つい丈二枚重ねの袷”などは、古い物とはいえかなり大胆な布使いをしているなと思いました。
 多少手縫いが出来るだけのセンス零の職人でも、こうゆう本のおかげでいい勉強が出来ます、まあ今すぐ同じ物を作れる訳ではないですが、眺めるだけでも楽しいですから。
 あとは綿入れの着物を特集した、写真がいっぱい載った本が欲しいです。


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足が痺れる

2005年04月02日 08時14分48秒 | 未分類
今年も早いものでもう四月、テレビでは色んな会社の入社式のニュースをやってました。
 私がお世話になった上野和裁にも新入生が入ったでしょうか?
 入所したての頃は和裁用語は知らない、運針は出来ない、当然仕事も出来ない。ほんとこんな社員いらない状態でした。
 和裁はあぐらをかいて左足に生地を挟むやり方と、正座をしてくけ台を使うやり方があり、私が入った所はあぐらをかくやり方でしたが、慣れるまで直に足が痺れてしまい、そしてその痛いのなんの、なかなかヘビーでした。
 運動で動き続ける事も辛いですが、じっと座り続ける事もなかなか辛いです。
 その人の性格にもよりますが、決断が早く過去に半日で転職した人がいました。
 卓越技能士の中村定先生の話では、先生が丁稚になった頃は、皆がまだ着物を着て仕事をしていたそうで、だから仕事を続けられたと言っておられました。
 当時も和裁生のほとんどが女性で、先生が入所した所はあぐらをかく男仕立で、まだパンティーを穿く習慣が無い頃です。私も続くと思います。

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